昼食後に眠くなるのは「糖質」が原因!眠くならない対策をしよう

昼食後に眠くなるのは「糖質」が原因

昼食後に眠くなるという状況は、誰でも経験をしたことがあるのではないでしょうか?

昼食後に眠くなると、午後からの仕事や勉強、生活などのすべてに悪影響が出てしまいます。

中には、「眠くなるのは当たり前だから仕方がない」「眠くなるから昼食はとらない」などと諦めてしまっている人もいるかもしれません。

しかし、昼食後に眠くなることを防ぐことは可能です。

眠くなってしまうのは、食べる物の栄養素に原因があります。

具体的には、三大栄養素の1つである「糖質」が原因であることが多いです。

この「糖質」をうまくコントロールできれば、昼食後も眠くなることは少なくなるでしょう。

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昼食後に眠くなるのは「糖質」のとりすぎが原因

結論から言えば、昼食後に眠くなるのは「糖質」のとりすぎが原因です。

糖質をとりすぎると、体内では血糖値が急騰することになり、急騰した血糖値を抑えるために、すい臓からインスリンというホルモンが大量に分泌されます。

大量に分泌されたインスリンは、今度は血糖値を急落させる原因になるのです。

血液中の糖は、脳が唯一利用できるエネルギー源であり、血糖値が急落することで脳がエネルギー不足になってしまいます。

脳がエネルギー不足になると、集中力や思考力が低下して眠くなってしまうのです。

ここまでをまとめると、次のようになります。

昼食後に眠くなる原因
  1. 昼食で「糖質」を大量にとる
  2. 血糖値が急騰する
  3. 血糖値を下げるためにすい臓からインスリンが大量に分泌される
  4. インスリンの効果で血糖値が急落する
  5. 脳がエネルギー不足になって眠くなる

昼食で大量に糖質をとることがトリガーになり、結果的に昼食後の眠気を引き起こすのです。

つまり、なるべく糖質をとらないことが、そのまま昼食後の眠気を防ぐ対策になります。

とはいえ、残念ながら世の中には糖質を多く含む食べ物で溢れかえっているのも事実です。

糖質を多く含む食べ物
  • 白米
  • パスタ
  • パン類
  • めん類
  • 芋類

毎日、糖質を避けて昼食をとるのは難しいと言えるでしょう。

さらに、糖質が不足しすぎれば、それこそ正真正銘の低血糖な状態となり、頭がぼーっとしてしまう原因になりかねません。

そこで、ある程度の糖質をとりながらも、眠くならないための対策を考えていく必要があります。

昼食後に眠くならないための対策は?

では、ある程度の糖質を食べても、昼食後に眠くならないための対策を考えていきましょう。

具体的には、次のうような対策方法があります。

昼食後に眠くならないための対策
  • 糖質だけの食事をとらない
  • ゆっくり時間をかけて食事をとる
  • 糖質を最後に食べる

糖質だけの食事をとらない

糖質だけの食事はなるべく避けるべきです。

例えば、「うどん」「パスタ」「ラーメン」「菓子パン」「おにぎり」などは糖質が多く含まれており、さらに単品だけでも食事として成立してしまいます。

結果的に、ほぼ糖質だけを食べてしまうことになるでしょう。

糖質だけが体内に入ってくれば、やはりそれだけ血糖値が急騰することにつながります。

血糖値の急騰を防ぐためには、糖質以外のものを一緒に食べるのが効果的です。

例えば、うどんには天ぷらをつける、パスタにはサラダをつける、ラーメンには唐揚げをつけるなど、糖質以外の食べ物をプラスすることで血糖値の急騰を防ぐことができます。

また、丼ものなどを単品で食べるのはひかえて、定食や小鉢をつけるなどの工夫をして、より多くの品数を食べるようにするのも効果的です。

もちろん、品数を増やしても糖質ばかりでは意味がありません。

糖質ではなく「タンパク質」「脂質」を多く含む食べ物をとっていくことが大切です。

タンパク質を多く含む食べ物
  • 肉類
  • 魚類
  • 大豆製品
  • 鶏卵
  • 乳製品
脂質を多く含む食べ物
  • 唐揚げ
  • エビフライ
  • チキンナゲット
  • 厚揚げ
  • マヨネーズ

ゆっくり時間をかけて食事をとる

短時間で食事をとるほど、血糖値は急騰してしまいます。

ゆっくりと時間をかけて食事をとることで、血糖値の上昇をゆるやかにすることが可能です。

食べ物は一口ずつよく噛んで、なるべく時間をかけて食事をとる癖をつけましょう。

また、人の出入りが少ない落ち着ける場所で食事をとることも大切です。

糖質を最後に食べる

糖質は消化が早いため、空腹時にいきなり食べると血糖値が急騰します。

血糖値の急騰を防ぐためにも、糖質以外のものを先に食べて、糖質は最後に食べましょう。

糖質以外のものを先に食べておくことで、胃の中で「堤防」を作ってくれるイメージです。

この堤防に守られているため、最後に食べる糖質はゆっくりと消化されていきます。

血糖値の急騰を防ぐ食べる順番
  1. 食物繊維(野菜)
  2. 脂質(揚げ物)
  3. タンパク質(肉・魚)
  4. 糖質(米・パン)

食物繊維や脂質、タンパク質を先にとっておき、糖質は最後にとる癖をつけることが大切です。

まずは、糖質を最初に食べないように気をつけるところから始めましょう。

糖質の吸収をうまくコントロールしていこう

昼食後に眠くなるのは「糖質」のとりすぎが原因ということをお話してきました。

しかし、糖質は脳や筋肉のエネルギー源になる重要な栄養素でもあります。

そのため、糖質の吸収をうまくコントロールして、血糖値の急騰を抑えるための工夫が大切です。

糖質の吸収をうまくコントロールして、昼食に眠くなってしまう状態を防いでいきましょう。

まとめ

  • 昼食後に眠くなるのは、三大栄養素の1つである「糖質」が原因であることが多い
  • 昼食に糖質を大量にとることで、結果的に脳がエネルギー不足になって眠くなる
  • 昼食後に眠くならないための対策は、「糖質だけの食事をとらない」「ゆっくり時間をかけて食事をとる」「糖質を最後に食べる」などが効果的

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