よく噛んで食べるとなぜ痩せるの？ダイエットしたいならよく噛もう！

「よく噛んで食べると痩せる」という話は良く聞きますよね？

食べ物をよく噛んで食べるほど、満腹中枢（まんぷくちゅうすう）が刺激されて食欲を抑えてくれる効果が期待できます。
簡単に言えば、「よく噛んで食べるとお腹いっぱいになりやすい」ということです。

よく噛んで食べることで、少ない食事量でもお腹がいっぱいになります。
また、食べ過ぎを防止したり、食後のデザートを食べる機会もぐんと減らしてくれるでしょう。

「よく噛んで食べる」というだけでも、簡単にダイエット効果を得ることができます。
最も簡単にできるダイエット方法の1つではないでしょうか？

実は「よく噛んで食べる」のダイエット効果はこれだけではありません。
その効果を知れば、次の食事からいつも以上によく噛んで食べたくなりますよ。

よく噛んで食べることで得られるダイエット効果

よく噛んで食べることで得られるダイエット効果は、満腹中枢を刺激して食欲を抑えてくれる効果だけではありません。

それ以外にも、多くのダイエット効果を得ることができます。
1つずつ、その効果を考えていきましょう。

栄養の吸収が高まり体が活性化する

よく噛んで食べることで、食べ物をより細かくしたり、すり潰したりすることが可能です。

食べ物が細かくなるほど、消化器官で栄養が吸収されやすくなります。
結果的に、食べた物の栄養を余すこと無く吸収することができるのです。

また、よく噛むことで唾液の分泌量が増えて消化を助けてくれる効果も期待できます。

栄養の吸収が高まれば、自然と脳や内臓の働きが活性化されることになるでしょう。
脳や内臓の活性化は、基礎代謝の増加と直結します。

基礎代謝が増加すれば、それだけ痩せやすく太りにくい体になることが可能です。

血糖値の急騰を防ぐことができる

よく噛んで食べれば、それだけ食事に時間がかかります。

ゆっくりと時間をかけて食事をすることで、血糖値の急騰が防がれるため「血糖値スパイク」を回避することが可能です。

血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急騰することを言います。
血糖値が急騰すれば、膵臓（すいぞう）から大量のインスリンが分泌されるので、結果的に多くの体脂肪がつくられることになるでしょう。

体脂肪がつくられないようにするためには、食事による血糖値の急騰を防ぐ必要があります。
その血糖値の急騰を防ぐ方法の1つが、よく噛んでゆっくりと時間をかけて食事をすることです。

DIT（食事誘発性熱産生）を高めることができる

DIT（食事誘発性熱産生）という言葉があります。

あまり聞き慣れないかもしれませんが、ダイエットをするうえでは重要になる言葉です。
簡単に言えば、DITとは食事により消費されるエネルギーのことをになります。

人間は、食事をしながらでもカロリーを消費しているのです。
DITを高めることで、食事でとったカロリーの一部を無かったことにすることができます。

DITを高める方法はいくつかありますが、その1つの方法が「よく噛んで食べる」です。
よく噛んで食べることで、DITを高めてカロリー消費を後押ししてくれます。

ダイエットは簡単なものから始めてみよう

「よく噛んで食べる」ことのダイエット効果をご紹介してきました。

ダイエットは、つらくて大変なものばかりではありません。
よく噛んで食べる、という簡単なことでも十分にダイエット効果を得ることができます。

他にも、簡単なダイエットは多くあります。

簡単なダイエットは、労力が少なくてとても続けやすいというのが特徴です。
そして簡単なダイエットであれば、いくつも同時に行っていくことができます。

つらくて大変なダイエットが苦手という人なら、まずは簡単なダイエットから試してみませんか？
簡単なダイエットでも、いくつも同時に行っていくことで、相乗効果により大きなダイエット効果を得ることができます。

どんなダイエット方法でも、続けていかなければ効果は出てきません。
まずは、続けやすい簡単なダイエットから試していきましょう。

まとめ

• 食べ物をよく噛んで食べることで、満腹中枢が刺激されて食欲を抑えてくれる
• 「よく噛んで食べる」のダイエット効果は「栄養の吸収が高まり体が活性化する」「血糖値の急騰を防ぐことができる」「DITを高めることができる」などがある
• 簡単なダイエットでも、いくつも同時に行っていくことで、相乗効果により大きなダイエット効果を得ることができる