そのダイエットは失敗する!やってはいけないダイエット方法5選

失敗するダイエットの特徴
ダイエットを成功させるためには、正しいダイエットの知識が必要です。
正しいダイエットの知識は、失敗例から学ぶことも大切です。
なぜ、そのダイエットが失敗するかを考えることで、正しい知識が身に付きます。
今回は、「やってはいけないダイエット」を、いくつかご紹介します。
やってはいけないダイエット
食べないダイエット
誰でも最初に思い付くダイエット方法が「食べないダイエット」です。
何を隠そう、私も若い時にやったことがあります。
2〜3日の間、飲み物以外は何も口にしなかったと思います。
結果的に少し痩せることはできましたが、すぐに元の体重に戻ってしまいました。
何のために頑張ったんだとガッカリしたことを覚えています。
食べなければ痩せることはできるますが、多くのデメリットを受けることになります。
- 肌や髪がガサガサになる
- 口内炎ができる
- 睡眠をとっても体力、気力が回復しない
- 集中力が落ちる
- 免疫が無くなり、すぐに風邪を引く
- 便秘になる
- 基礎代謝が落ちる
- 脂肪と一緒に筋肉も落ちるので、やせ細る
食べないということは、体に栄養素やエネルギーが何も補給されないということです。
体はエネルギーが不足すると、筋肉や体脂肪を分解してエネルギーを作り出します。
しかし、体の中では作り出せない栄養素は多く存在します。
ビタミンやミネラル、必須アミノ酸など多くの栄養素は食べ物からしか摂取できません。
必要な栄養素が不足すれば、体の様々な機能が正常に働かなくなります。
最悪の場合、命に関わる危険性もあります。
食べないダイエットは、体を不健康にするだけで何も得るものはありません。
運動だけダイエット
運動だけでダイエットをするためには、とても多くの時間がかかります。
例えば、体重50kgの人が運動だけで3kgのダイエットする場合を考えてみましょう。
「歩く」という運動だけでダイエットをしようとすると、なんと約137時間もかかります。
1日1時間歩いたとしても4ヶ月以上の時間がかかってしまいます。
同様に他の運動をする場合も多くの時間が必要です。
- 歩く(3.0METs):約137時間
- 筋トレ(6.0METs):約68時間
- ジョギング(7.0METs):約58時間
- サイクリング(8.0METs):約51時間
- 水泳(10.0METs):約41時間
運動だけでは時間がかかるので、食事制限もダイエットに取り入れましょう。
一般的には、運動よりも食事制限の方がダイエット効果が高いです。
運動と食事制限の両方をバランス良く取り入れることが理想的なダイエットになります。
運動なしダイエット
運動よりも食事制限の方がダイエット効果があると聞くと、食事制限だけでダイエットをしようとする人がいますが、これも大きな間違いです。
食事制限は、摂取カロリーを減らすことで、強制的に体のエネルギー不足を引き起こします。
不足したエネルギーは、筋肉と体脂肪を分解して作り出されることになります。
つまり、食事制限だけでダイエットをすると体脂肪と一緒に筋肉も減っていきます。
筋肉が減ってしまうと、多くのデメリットを受けることになります。
- 見た目が不健康になる
- 基礎代謝や運動代謝の低下
- リバウンドの可能性増加
- 冷え性になる
- サルコペニアの発症リスク増加
食事制限だけでは無く、運動もダイエットに取り入れましょう。
筋肉を維持するだけであれば、本格的な筋トレをする必要はありません。
散歩やストレッチだけでも十分に効果があります。
筋肉の維持に大切なのは、筋肉に適度な刺激を与えてあげることです。


不健康ダイエット
ダイエットを成功させるためには、消費カロリーを高めることが不可欠です。
消費カロリーの大部分を占めるのは、「基礎代謝」になります。
基礎代謝とは、人が24時間安静にしていた時に消費されるカロリーのことです。
ダイエット成功のための鍵を握っているといっても過言ではありません。
基礎代謝ですが、決まった一定量が消費され続ける訳ではありません。
体の機能がうまく働かなくなった場合には、大きく低下してしまいます。
基礎代謝が低下する原因は、主に「栄養不足」と「自律神経の乱れ」です。
栄養不足
栄養が不足すると、体の機能がうまく働かなくなってしまいます。
エネルギー代謝や免疫機能、生命活動に関わる機能まで低下してしまいます。
体の機能がうまく働かなければ、基礎代謝が低下してしまいます。
食事制限をしていても、なるべく栄養価の高いものを食べるようにしましょう。
自律神経の乱れ
自律神経が乱れていると、体がエネルギー消費モードになりません。
基礎代謝の低下につながり、太りやすい体質になってしまいます。
自律神経を整えるには、次のような方法が有効です。
- 深呼吸をする
- 日光を浴びる
- 朝に軽い運動をする
- 昼食の30分後に軽い運動をする
- 適度な休憩
- 夜に部屋を暗くする
- 全身浴をする
- 就寝前にストレッチをする
自律神経を意識した生活を送ることで、基礎代謝を最大限まで高めることができます。
短期間ダイエット
短期間のダイエットは、リバウンドする可能性が非常に高くなります。
人によっては、ダイエット前よりも太ってしまうことも少なくありません。
人間は、長期間に渡って維持されてきた体重が脳に記憶される仕組みが備わっています。
つまり、ダイエット前の体重は、脳に「正常な体重」として記憶されています。
急激に体重が減ってしまった場合、脳は「正常な体重」に戻そうとします。
この仕組により、短期間ダイエットはリバウンドが起こりやすくなってしまいます。
リバウンドしないためには短期間ダイエットでは無く、できるだけ長い時間をかけたゆっくりとしたダイエットに取り組むことが有効です。
まとめ
- ダイエットを成功させるためには、正しいダイエットの知識が必要
- 食べないダイエットは、体を不健康にするだけで何も得るものはない
- 運動だけでダイエットをする場合とても長い時間がかかる。運動だけではなく、効果の高い食事制限も取り入れる
- 食事制限だけでダイエットをした場合、体脂肪と一緒に筋肉も減っていく。筋肉を維持するために簡単な運動を取り入れる
- 栄養不足と自律神経の乱れは、基礎代謝の低下につながる。基礎代謝を最大限まで高めるために、栄養価の高い食事や自律神経を整える生活をする
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