太る原因は短い睡眠時間だった
睡眠時間が短いほど肥満率が高まる
アメリカのコロンビア大学で、睡眠時間と肥満率の関係についての調査が行われました。
約1万8千人を対象に、睡眠時間が「7時間」「6時間」「5時間」「4時間以下」の4つのグループに分けられました。
睡眠時間が7時間のグループの肥満率を1倍として、次のような調査結果になりました。
- 7時間:1倍
- 6時間:1.2倍
- 5時間:1.5倍
- 4時間以下:1.7倍
睡眠時間が短ければ短いほど、肥満になる可能性が高いという調査結果になりました。
睡眠時間が短いほど肥満率が高まる理由
夕食から朝食までの時間が短い
睡眠時間が短ければ、夕食から朝食までの時間が短くなります。
例えば、睡眠時間が4時間の人が、就寝3時間前に夕食を摂っていた場合、夕食から朝食までの間隔は約7時間です。
同じ条件で、睡眠時間が7時間の人の場合だと、夕食から朝食までの間隔は約10時間です。
睡眠時間が長いほど、夕食から朝食までの間隔が大きくなり、プチ断食効果があります。
プチ断食は就寝時間がほとんどですが、生命維持に必要な内臓はエネルギーを消費し続けます。
就寝中のエネルギーは、体脂肪から使われます。
睡眠時間が長い方が、それだけダイエット効果が期待できます。
食欲が増すホルモンの分泌量が増える
胃から分泌される「グレリン」と言う食欲ホルモンがあります。
グレリンは、脳に「エネルギーを、食べ物から摂取しろ」というシグナルを送ります。
睡眠時間が短い人と長い人の「グレリン」の分泌量を比較したところ、睡眠時間が短い人の方が、グレリンの分泌量が約15%〜30%近く増えていました。
反対に「レプチン」と言う脂肪細胞から分泌される、代謝アップや食欲を抑える効果のホルモンがあります。
睡眠時間が短い人と長い人の「レプチン」の分泌量を比較したところ、睡眠時間が短い人の方が、レプチンの分泌量が約15%減っていました。
つまり睡眠不足の状態になれば、体は食欲を増加させて脂肪燃焼を抑える状態になります。
睡眠不足は、ダイエットにとって不都合な状態と言えます。
まとめ
- 睡眠時間が短ければ短いほど、肥満になる可能性が高いという調査結果がある
- 睡眠時間が長い方が、プチ断食効果で体脂肪のエネルギーを消費する
- 睡眠不足の状態になれば、体は食欲を増加させて、脂肪燃焼を抑える状態になる
- 睡眠不足の状態は、ダイエットにとって不都合な状態と言える
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