「きっちりと食事をとっていても、すぐにお腹が空いてオヤツを食べてしまう!」という悩みを持っている人も多いのではないでしょうか?
頑張ってダイエットをしていても、余計な間食をしていては痩せることは難しいです。
この問題を解決するためには「すぐにお腹が空いてしまう」という原因を取り除く必要があります。
「そんなことが可能なの?」と疑ってしまうかもしれませんが大丈夫です。
お腹が空くメカニズムさえ理解すれば、自分の空腹をコントロールすることができるようになります。
自分の空腹をコントロールすることができれば、余計なオヤツを食べてしまうことも無くなり、少ない食事量でも満足することができるようになるでしょう。
人間はどうやって空腹を感じているの?
そもそも、人間はどうやって空腹を感じているのでしょうか?
「胃の中が空っぽになったときに空腹を感じる」と考える人もいますが、正しい答えではありません。
人間は、血糖値が低下したときに空腹を感じます。
血糖値とは、簡単にいえば「血液中の溶け込んでいるエネルギーの濃度」のようなものです。
この血糖値は、「食べるもの」や「食べ方」などである程度コントロールすることができます。
つまり、「食べるもの」や「食べ方」などを工夫することで、血糖値の低下を抑制してすぐに空腹を感じない状態にすることが可能なのです。
すぐに空腹を感じなくするための方法
すぐに空腹を感じなくするためには、血糖値の低下を抑制することが大切です。
そのための方法をいくつかご紹介します。
ゆっくりと時間をかけて食事をする
ゆっくりと時間をかけて食事をすることは、血糖値の上昇と低下の速度を抑制する効果があります。
つい、早食いをしてしまう人は、落ち着ける場所でゆっくりと時間をかけて食事をとりましょう。
また、食べる物の品数を増やすことでも、時間をかけて食事をすることができます。
例えば、丼もの一品だけよりも、定食のような小鉢やサラダ、汁物がついたものを食べることで、必然的に食事に時間をかけることが可能です。
糖質を最後に食べる
同じ食事をとるにしても、食べる順番を変えることですぐに空腹を感じなくすることができます。
一番良くない食べ方が、糖質を最初に食べてしまうことです。
糖質を最初に食べてしまうと、結果的に血糖値の低下が早くなり、すぐに空腹を感じてしまいます。
一番良い食べ方は、糖質を最後に食べることです。
糖質を最後に食べることで、血糖値の低下をゆるやかにすることができます。
例えば、白米を食べる前にサラダやおかず、汁物を先に食べましょう。
先に糖質以外のものを食べておくことで、糖質の消化吸収がゆるやかになり、血糖値を低下ゆるやかにすることが可能です。
とはいえ、食事の最後に白米だけを食べるのは大変ですよね?
そこまではしなくても、白米を食べる前にサラダやおかず、汁物を先に食べるようにするだけでも十分に効果があります。
GI値の低いものを食べる
GI値とは、「Glycemic Index」の略でグリセミック指数と呼ばれています。
簡単にいえば、食材や食品の「血糖値の上昇速度を数値化したもの」です。
血糖値の上昇速度は、血糖値の低下速度に大きく関係しています。
血糖値の上昇速度が早ければ、それだけ血糖値の低下速度も早くなってしまうのです。
つまり、GI値の低い食材や食品を食べれることで、血糖値の上昇速度がゆるやかになり、血糖値の低下速度もゆるやかになります。
なるべく、同じ種類の食べ物でもGI値の低いものに置き換えて食べていきましょう。
例えば、白米を玄米に変えたり、食パンをライ麦パンに変えたりする方法が効果的です。
その他の空腹感を紛らわすための方法
血糖値の低下を抑制する方法をご紹介してきました。
うまく血糖値をコントロールすることで、すぐに空腹を感じなくすることができます。
とはいえ、空腹をまったく感じなくなる訳ではありません。
ある程度の時間が経つと、やはり空腹を感じて何かを食べたくなってしまうでしょう。
そんなときのために、空腹感を紛らわすための方法をいくつかご紹介します。
水を飲む
水を飲むことが空腹感を紛らわすための最も簡単な方法です。
水はカロリーゼロなので、いくら飲んでも脂肪がつくことはありません。
それどころか、血行が良くなって基礎代謝が高まります。
基礎代謝が高まると、痩せやすく太りにくい体になっていくので、ダイエットをする上でも大きなメリットをうけることが可能です。
1日1.5リットルを目標に、どんどん水を飲んでいきましょう。
プロテインを飲む
ダイエット中は食べる量が減るため、どうしてもタンパク質不足になってしまいます。
タンパク質が不足すると、肌や髪がガサガサになったり、免疫力が低下して風邪を引きやすくなったりと不健康になりがちです。
そんなときは、お腹が空いたときにプロテインを飲んでタンパク質不足を補いましょう。
プロテインを飲むことで空腹感を紛れて、さらにはタンパク質不足も解消することができます。
しかし、プロテインにもカロリーはあります。
飲みすぎることが無いように、1日2杯程度までにしておきましょう。
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食べてしまう
空腹を我慢しすぎると、ストレスが溜まってドカ食いをしてしまう原因にもなりかねません。
空腹を感じたら、我慢せずに何か食べてしまうのも1つの方法です。
ただし、食べるものには細心の注意を払いましょう。
甘いものではなく、なるべく栄養価の高いものを食べるようにするべきです。
栄養価の高いものを食べることで、脳や内臓の働きが活発になり基礎代謝を高めることができます。
基礎代謝が高まれば、結果的に1日に消費するカロリーを増やすことが可能です。
食べるものは、栄養価が高くておいしい「アーモンド」をオススメします。
1日10粒ぐらいを目安に食べていきましょう。
うまく空腹感と付き合ってダイエットを成功させよう
ダイエットを成功させるためには、うまく空腹感と付き合っていく必要があります。
そのためには、「食べるもの」や「食べ方」で血糖値をコントロールしたり、空腹感を紛らわすための工夫をしてくことが大切です。
また、ダイエットを続けていると空腹感に体と心が慣れていきます。
そうなれば、つい何かを食べてしまうということも少なくなり、うまく空腹感と付き合ってダイエットを成功させていけるようになるでしょう。
まとめ
- 人間は、血糖値が低下したときに空腹を感じる
- 血糖値は、「食べるもの」や「食べ方」などである程度コントロールすることができる
- すぐに空腹を感じなくするための方法には「ゆっくりと時間をかけて食事をする」「糖質を最後に食べる」「GI値の低いものを食べる」などがある
- その他の空腹感を紛らわすための方法には「水を飲む」「プロテインを飲む」「食べてしまう」などがある
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