おそらく、女性の多くは「余計な脂肪が無くなり美しいスタイルになった自分」を目標にしてダイエットに取り組んでいるのではないでしょうか?
しかし、残念ながらその目標を達成できる人はごく少数です。
目標の体重になったにも関わらず、体のあちこちには脂肪が残ってしまい、手足は細すぎて弱々しい外見になってしまう人が後を絶ちません。
なぜ、自分が目指していたスタイルになれない人が多いのでしょうか?
その原因は、ダイエットによって筋肉が落ちてしまったことにあります。
スタイルを良くするためには、余計な脂肪を落とすこと以外にも、筋肉を維持する(もしくは増やす)ということが大切なのです。
ダイエットをすると脂肪と一緒に筋肉も落ちていく
筋肉は、運動不足や加齢によって落ちていくことは有名ですが、実はダイエットをすることでも落ちていきます。
人間の体は、脂肪だけを狙い撃ちで落とせるようには器用に作られておらず、必ず脂肪と一緒にある程度の筋肉も落ちてしまうのです。
つまり、ダイエットという行為自体が筋肉を落としてしまう原因になります。
さらに、「食べないダイエット」や「糖質完全カット」などの間違ったダイエットをしていれば、脂肪よりも筋肉が優先して落ちてしまうでしょう。
そして、筋肉が落ちることで、人間の体は大きなデメリットを受けることになるのです。
筋肉が落ちることで大きなデメリットを受けることになる
では、筋肉が落ちることで、どんなデメリットを受けることになるのでしょうか?
1つずつデメリットの詳細を考えていきましょう。
スタイルが悪くなる
ダイエットを終えたとしても、体の筋肉が落ちてしまえば、細く引き締まった美しい体を手に入れることはできません。
ダイエット成功とは、とても言えないような体になってしまうでしょう。
- 肋骨が見えるほどガリガリ
- 手足が異様に細い
- あちこちに脂肪が残っている
- アンバランスな体型
- 元気がなく不健康な見た目
スタイルが良いと言われているモデルや芸能人の体を見れば分かりますが、余計な脂肪がついていないことに加えて全身にほどよく筋肉をつけています。
全身にほどよく筋肉をつけることで、健康的なメリハリのついた体になることが可能です。
太りやすくなる
何もしなくてもカロリーを消費してくれる「基礎代謝」は、体の筋肉量に比例します。
つまり、筋肉が落ちてしまえば基礎代謝が低下して、どんどん太りやすく痩せにくい体になっていくのです。
また、体を動かすことでカロリーが消費される「活動代謝」も体の筋肉量と比例するため、日々の生活による消費カロリーも低下してしまうでしょう。
例えば、ダイエット前とまったく同じ生活をしていると、筋肉量が減っているため消費カロリーが低下しているため、短い期間でリバウンドすることになります。
免疫力が低下する
体中に張り巡らされている血管には、酸素や栄養素を各細胞に届けるという役割があります。
筋肉の中には多くの血管が通っており、血管の太さはその部位についている筋肉の大きさに比例すると言われているのです。
つまり、筋肉が落ちれば血管は細くなってしまい、十分な酸素や栄養素を脳や内臓に届けることができなくなってしまいます。
さらに、血行不良により体温も低下するため、体の免疫力が低下することになるでしょう。
結果的に、風邪を引きやすくなるなどの健康面でのデメリットを受けます。
筋肉を維持するために「筋トレ」をして「タンパク質」をとろう
筋肉が落ちることで大きなデメリットを受けるということをお話してきました。
では、ダイエット中に筋肉を落とさないためには、何をすれば良いのでしょうか?
結論から言えば、ダイエットをしながらでも筋肉を維持していくためには「筋トレ」をするのが最も効果的な方法です。
筋トレの強い負荷で筋肉が傷つき、修復されるときにより強い筋肉になってくれます。
自宅で気軽に出来る「自重トレーニング」で十分なので、必ずダイエットと一緒に筋トレを行っていきましょう。
さらに、筋トレの効果を高めるためにも、筋肉の材料となる「タンパク質」を積極的にとっていくことが大切です。
肉や魚を中心にした食生活に変えることで、無理なくタンパク質をとっていくことができます。
豆腐、納豆などの大豆製品や、卵料理でも多くのタンパク質をとれるので、うまく工夫をしていくことで毎日飽きずに食べていくことが可能です。
筋トレとタンパク質で、ダイエットで減っていく筋肉を維持していきましょう。
ダイエットには必ず筋トレを取り入れよう
筋トレをしなければ、ダイエットによって筋肉はどんどん落ちてしまいます。
筋肉が落ちてしまえば、細く引き締まった美しい体を手に入れることはできません。
それどころか、ダイエット前よりもスタイルが悪くなったり、太りやすく痩せにくい体になってしまうことさえあり得ます。
ダイエットには必ず筋トレを取り入れて、筋肉を維持していくことが大切です。
まとめ
- スタイルを良くするためには、余計な脂肪を落とすこと以外にも、筋肉を維持する(もしくは増やす)ということが大切
- ダイエットをすると、必ず脂肪と一緒にある程度の筋肉も落ちてしまう
- 筋肉が落ちることで「スタイルが悪くなる」「太りやすくなる」「免疫力が低下する」などのデメリットを受ける
- ダイエット中でも筋肉を維持するためには、「筋トレをする」や「タンパク質を積極的にとる」などの工夫をしていく必要がある
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