誰でも簡単に分かる筋肉が成長する仕組み【発達メカニズム】
筋肉とは?
筋肉には、大きく分けると「内臓筋」と「骨格筋」の2種類があります。
内臓筋は、自分の意思では動かせない筋肉です。
心臓や横隔膜、血管などがあり「不随意筋」とも呼ばれています。
反対に骨格筋は、自分の意思で動かすことができる筋肉です。
腕の筋肉や、脚の筋肉などの一般的に知られている筋肉で「随意筋」とも呼ばれています。
筋トレで鍛えていくのは、自分の意思で動かすことができる「骨格筋」になります。
筋肉は、筋繊維が束になったものです。
筋肉を大きくしていくということは、筋繊維を1本1本太くしていくことになります。
筋肉を成長させるためには?
筋肉を成長させるためには、筋繊維に強い刺激を与える必要があります。
強い刺激を受けた筋繊維は、次に同じ刺激を受けても大丈夫なように太く強くなります。
それを繰り返すことで、筋肉が少しずつ成長していきます。
では、どれくらい強い刺激を筋繊維に与えれば良いのでしょうか?
一般的には、80%以上の筋力を使う刺激を、繰り返し与える必要があります。
つまり、8割以上の力を使って、繰り返してトレーニングすればOKです。
日常生活で筋肉は成長しない
普段の生活だけでは、大きく筋肉を成長させることはできません。
普段の生活では、わずか20%〜30%程度の筋力しか使っていないと言われています。
少ない筋力しか使っていなければ、強い刺激を筋繊維に与えることはできません。
日常生活やウォーキング、軽いダンベルでのトレーニングでは筋肉は大きくなりません。
ただし、弱くても筋繊維に刺激を与えることは、筋肉量の維持にはとても有効です。
すべての筋肉を鍛えるためには?
残念ながら、すべての筋肉を一度に鍛えるトレーニング方法はありません。
成長させたい筋肉に、強い刺激を与えるトレーニングを個別に行っていく必要があります。
ただし、すべての筋肉を個別にトレーニングするのは大変です。
一般的な方法として、大きな筋肉を優先して鍛えるという方法があります。
大きな筋肉を鍛えることで、その周辺の筋肉も一緒に鍛えられるという理屈です。
大きな筋肉が付いている部位は、「胸」「背中」「脚」などです。
それに加えて、見栄えが良くなる「腕」「肩」「腹」などを鍛える人が多いです。
まずは、大きな筋肉を鍛えるためのトレーニング方法を勉強していきましょう。
まとめ
- 筋肉は、大きく分けると「内臓筋」と「骨格筋」の2種類がある
- 筋トレで鍛えられるのは、自分の意思で動かすことができる「骨格筋」
- 筋肉を成長させるためには、80%以上の筋力を使う刺激を、繰り返し与える必要がある
- 日常生活では、20%〜30%程度の筋力しか使っていないため、筋肉は大きくならない
- 大きな筋肉を鍛えることで、その周辺の筋肉も一緒に鍛えることができる
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