食べてないのに痩せない?きっちりと食べなければ痩せなくて当然

食べてないのに痩せない?

「ぜんぜん食べていないのにどうして痩せないの?」と悩んでいませんか?

すぐに痩せたいと考えた時に「食べないダイエット」を試す人は多いです。

もちろん、私も過去に試したことがあります。

朝食はもちろん、昼食や夕食もちょくちょく抜いて、完全に何も食べない日もありました。

最初は少し痩せるのですが、その後はすぐに停滞してしまいます。

結局は思ったほど痩せることなく、空腹でつらい日々を送っただけでダイエットは終了しました。

そして、ダイエットをやめた途端にすぐリバウンドするのです。

「今までの努力は何だったの?」と笑ってしまうぐらいの速さで元に戻ってしまいます。

食べないダイエットは間違ったダイエット方法です。

間違ったダイエット方法なので、痩せにくくすぐにリバウンドすることになります。

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食べないダイエットが痩せない理由

では、なぜ食べないダイエットは痩せにくいのでしょうか?

主な理由は、人間の体に備わっている防衛本能にあります。

1つずつ考えていきましょう。

食べないダイエットが痩せない理由
  • 体が省エネモードに切り替わる
  • 体が1回の食事で大きく栄養を蓄えるようになる
  • 筋肉量が大きく減少する

体が省エネモードに切り替わる

人間は定期的に食事をしてエネルギーをとらなければ生きていけません。

その食事の回数が減ったり不定期になれば、生命を維持するために体の防衛本能が働きます。

具体的には、体を省エネモードに切り替えます。

省エネモードと言えば聞こえは良いですが、やっていることは脳や内臓の機能抑制です。

エネルギーが足りない

防衛本能により脳や内臓の機能が抑制されて、体のエネルギーを消費が抑えられます。

つまり、基礎代謝が低下することになるのです。

基礎代謝とは、24時間安静にしていた時に消費されるカロリーのことです。

簡単に言えば、1日何もしていなくても勝手に消費されるカロリーのことで、ダイエットの強い味方になってくれるものです。

その基礎代謝が低下するため、どんどん痩せにくい体になっていくことになります。

体が1回の食事から多くの栄養を蓄えるようになる

食事の回数が減ったり不定期になれば、人間の体は「次はいつエネルギーが入ってくるか分からない!」と強い危機感を持ちます。

その危機感により、次の食事から多くの栄養を体に蓄積しようとします。

つまり、1回の食事から多くの体脂肪がつくられることになるのです。

あまり食べていないのに太るため、さらに食事の回数を減らすという負のループに陥ります。

そして、どんどん少ない食事量でも太ってしまう体ができあがっていくのです。

筋肉量が大きく減少する

食事の回数が減れば、体はエネルギー不足になります。

体はエネルギー不足を解決するため、筋肉を分解してエネルギーをつくり出します

エネルギー不足になるほど筋肉の分解は進み、やがて筋肉が大きく減少した不健康な体のできあがりです。

スタイルが悪くなるのはもちろん、筋肉量の低下によりダイエットの強い味方である基礎代謝も大きく低下することになります。

結果的に、どんどん不健康でスタイルが悪い痩せにくい体になっていきます。

ダイエットで大切なのは食べる物の内容

食べないダイエットが痩せない理由をご紹介しました。

では、どうすれば良いのでしょうか?

ダイエットするために大切なのは、食べる回数や量ではなく「食べる物の内容」です。

食べる物の内容を工夫することで、無理なく健康的に痩せていくことができます。

食べる物の内容を工夫しよう
  • 糖質を減らしタンパク質を増やす
  • GI値の低いものを食べる
  • 栄養価の高いものを優先して食べる

糖質を減らしタンパク質を増やす

糖質は最も体脂肪になりやすい栄養素です。

糖質の食べる量や回数を減らすだけでも、十分にダイエット効果を得ることができます。

例えば、いつも食べている白米の量を少し減らしたり、パスタやうどんを食べる機会を減らしてみるのはどうでしょうか?

糖質

ただし、糖質の完全カットはNGです。

糖質は貴重なエネルギー源です。体脂肪になりやすいとはいえ、ある程度はとりましょう。

減らした糖質の代わりにが、体脂肪になりにくいタンパク質をとるのがオススメです。

肉類や魚類、鶏卵などを積極的に食べましょう。

タンパク質は栄養価の高い食材が多く、肌や髪の材料にもなるため美容効果も期待できます。

糖質を多く含む食べ物
  • 白米
  • パスタ
  • パン類
  • めん類
  • 洋菓子
タンパク質を多く含む食べ物
  • 肉類
  • 魚類
  • 大豆製品
  • 鶏卵
  • 乳製品

GI値の低いものを食べる

糖質は体脂肪になりやすい栄養素です。

しかし、GI値の低いものを食べることで体脂肪がつくのを抑えることができます。

GI値とは、血糖値の上がり具合を指数で表したものです。

体脂肪は、血糖値が急騰するほど多くつくられてしまいます。

つまり、血糖値の上昇がゆるやかなGI値の低いものを食べることで、なるべく体脂肪がつくのを抑えることができるのです。

例えば、いつも食べているGI値の高いものをGI値の低いものに置き換えることで、ダイエット効果を得ることが可能です。

GI値の低いものに置き換えよう
  • 白米(84)→玄米(56)
  • 食パン(91)→ライ麦パン(58)
  • うどん(80)→そば(59)

※カッコ内はGI値です

栄養価の高いものを優先して食べる

なるべく栄養価の高いものを優先して食べましょう。

体を栄養で満たしておくことで、脳や内臓の機能を最大限に高めることができます。

健康はもちろん、基礎代謝を大きく高めることが可能です。

とはいえ、どんな食材にどんな栄養が含まれているかをいちいち調べるのは大変ですよね?

一番簡単な方法としては、食べる品数を増やすことです。

色々な食材を食べることで、多くの栄養素をとることができます。

丼ものなどの単品を食べることが多い人は、汁物や小鉢のついた定食を優先して食べましょう。

また、食材を5つの色に分ける方法もオススメです。

食材を「白・緑・黄・赤・黒」の5色に分けて、毎回の食事で5色をすべて食べるのです。

そうすることで、自然と栄養バランスの良い食事をとることができます。

筋トレや有酸素運動も組み合わせて効率的に痩せよう

食事だけでは無く、筋トレや有酸素運動も同時に行っていきましょう。

そうすることで、ダイエットの効果や速度を上げることができます。

筋トレをすることで、減ってしまった筋肉を取り戻して基礎代謝を上げることができます。

また、有酸素運動をすることで体脂肪だけを狙い撃ちで落とすことが可能です。

有酸素運動をするなら、ウォーキングがオススメです。

しっかりとウォーキングすることで、全身の80%の筋肉が使われます。

脂肪を落とすだけでは無く、ダイエットで減ってしいがちな筋肉の維持にも最適です。

きっちりと食事をとり健康的に痩せよう

食べないダイエットは、間違ったダイエット方法です。

間違ったダイエット方法を続けても、痩せないどころか不健康な体になってしまいます。

ダイエットで大切なのは食べる物の内容です。

食べる物の内容を工夫することで、無理なく健康的に痩せていくことができます。

きっちりと食事をとり、健康的に痩せていくことが大切です。

まとめ

  • すぐに痩せたいと考えた時に「食べないダイエット」を試す人は多い
  • 食べないダイエットは間違ったダイエット方法。痩せにくくすぐにリバウンドすることになる
  • 食べないダイエットが痩せない理由は「体が省エネモードに切り替わる」「体が1回の食事で大きく栄養を蓄えるようになる」「筋肉量が大きく減少する」ことが原因
  • ダイエットは食べる物の内容が大切。「糖質を減らしタンパク質を増やす」「GI値の低いものを食べる」「栄養価の高いものを優先して食べる」などの工夫が必要
  • 筋トレや有酸素運動も同時に行うことで、ダイエットの効果や速度を上げることができる

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