筋肉が分解される?注意したい筋トレをしてはいけないタイミング
筋トレは適切なタイミングで行うことが大切
筋トレは適切なタイミングで行うことが大切です。
間違ったタイミングに筋トレをすると、筋トレの効果が半減する可能性が高いです。
最悪の場合、筋肉が減ってしまう可能性すらあります。
まずは、筋トレをしてはいけないタイミングとその理由を知りましょう。
筋トレをしてはいけないタイミングを避けることで、頑張って行った筋トレの効果を最大限まで高めていくことができます。
筋トレをしてはいけないタイミング
お腹が空いているとき(空腹のとき)
お腹が空いているときは、血糖値が下がっている状態です。
血糖値とは、血液中に含まれる糖分の濃度のことです。
筋肉は、糖をエネルギー源として活動します。
血糖値が下がっている状態で筋トレをするとどうなるでしょうか?
血液中の糖が少ないため、筋肉中に蓄えられている糖をエネルギー源として使います。
筋トレを続けていると、やがて筋肉中の糖も枯渇してエネルギー不足になります。
筋肉中の糖を使い切れば、いよいよ筋肉が使用できるエネルギー源が無くなります。
エネルギー源が無くなると、体は筋肉を分解してエネルギーを作り出します。
筋肉が分解されてエネルギーが作られる状態は「カタボリック」と呼ばれています。
カタボリックが起こると、筋肉を分解しながら筋トレをしていることになります。
筋トレをするほどに、筋肉が減っていくという悪循環になってしまいます。
空腹状態で筋トレをすることは避けましょう。
お腹がいっぱいのとき(満腹のとき)
お腹が空いているときは、血糖値が下がっています。
血糖値が下がっているときに筋トレをすると「カタボリック」が起こって筋肉が分解されてしまう可能性が高くなります。
では、お腹がいっぱいのときは血糖値が上がっているのでしょうか?
食事をしてから血糖値が上がるまでには少し時間がかかります。
実は、お腹いっぱいのときは、まだ血糖値が下がっている状態なのです。
つまり、お腹いっぱいのときに筋トレをしても「カタボリック」が起こります。
また、食べ物の消化するために胃や腸に血液が集まっています。
筋肉が働くためには、酸素や栄養素を運んでくれる血液が必要不可欠です。
筋肉に回ってくる血液が不足することも、筋トレにとってはマイナスになります。
お腹いっぱいのときに筋トレをすることは避けましょう。
血糖値が上がってくるのは、食事をしてから2時間程度が目安です。
食事をしてから2時間経ってから筋トレを始めましょう。
体調が悪いとき(特に熱があるとき)
体調が悪いときに筋トレをするのはやめておきましょう。
特に、熱があるときの筋トレは避けましょう。
発熱しているということは、免疫細胞がウイルスと戦っている証拠です。
筋トレは、筋肉を傷つけて体に負担をかける行為です。
体調が悪いときに、無理に筋トレをするとさらに体調が悪くなってしまいます。
体に余計な負担をかけないためにも、発熱しているときは筋トレを休みましょう。
2日〜3日筋トレをしなくても、筋肉が減ることはありません。
ただし、食欲が無くてもきっちりと食事はとりましょう。
栄養が不足すれば、筋トレとは関係なく筋肉が減少していきます。
筋肉痛が残っているとき
基本的に筋肉痛が残っているときは、筋トレをしないことをオススメします。
筋肉痛は、筋トレで傷ついた筋肉が修復中であることのサインです。
筋肉の修復中に筋トレをすることは、筋肉の修復を邪魔することにつながります。
「筋肉痛でも気にせずに筋トレをすれば良い」という考えの人もいますが、筋トレの効果を台無しにしないためにも、私はオススメしません。
筋肉は休養しているときに成長しています。
勇気を出して休養することも、筋肉を成長させるためには必要なことです。
なるべく毎日筋トレがしたい場合は、分割法を活用して筋トレをしていきましょう。
まとめ
- 間違ったタイミングに筋トレをすると、筋トレの効果が半減する可能性が高
- 血糖値が下がっている状態で筋トレをすると、エネルギー不足になり筋肉を分解してエネルギーが作り出される
- 食事をしてから血糖値が上がるまでには2時間程度かかる
- 特に発熱しているときは筋トレを休む。ただし、食事から十分な栄養をとる
- 勇気を出して休養することも、筋肉を成長させるためには必要
コメント