プロテインは、1杯飲むだけで約20gのタンパク質を補給できる、とても便利な食品です。
しかし、体に合わない人や胃腸が弱い人の場合は、プロテインを飲んだ後にお腹を下してしまうかもしれません。
お腹を下してしまえば、プロテインはもちろん、タイミングによっては食事からとれたはずの栄養素も流れていってしまいます。
そうならないためにも、お腹を下したり腹痛にならないための対策方法を考えていきましょう。
プロテインを飲んでもお腹を下さないための対策方法
では、プロテインを飲んでもお腹を下さないための方法を、具体的にご紹介していきます。
誰でも簡単にできる方法なので、よくお腹を下したり腹痛で悩んでいる人は試してみてください。
プロテインパウダーの量を減らす
プロテインには大量のタンパク質が含まれています。
今までタンパク質を積極的にとってこなかった人は、一度に大量のタンパク質を消化・吸収することに慣れていません。
そのため、初めてプロテインをとりはじめたときは、消化や吸収が追いつかずに消化不良を起こしてお腹を下してしまう可能性があります。
そんな人に有効な方法は、プロテインパウダーの量を減らすことです。
例えば、マイプロテインのホエイプロテインであれば、1杯のプロテインをつくるためにはスプーン1杯分のプロテインパウダーを入れます。
それを、スプーン半杯にしてみることで、消化・吸収するタンパク質がいつもの半分の量に減ることになるのです。
お腹を下す原因が、一度に大量のタンパク質を消化・吸収することにあるなら、プロテインパウダーの量を減らすことで解決できるかもしれません。
また、人間の体はタンパク質の消化や吸収に慣れていきます。
少しずつプロテインパウダーの量を増やしていくことで、いずれはお腹を下さずに適量を飲むことができるようになるでしょう。
溶かす水の量を減らす
お腹を下す原因が、水にある場合があります。
胃腸の弱い人であれば、一度に多くの水分がとるとお腹を下す人も多いです。
そんなときは、プロテインパウダーを溶かす水の量を半分にしてみましょう。
例えば、一般的には200mlの水にプロテインパウダーを入れますが、それを半分の100mlにするだけで体内に入ってくる水分量は半分になります。
プロテインパウダーは溶けにくくなったり、粘度が高くなってしまうかもしれませんが、お腹を下すよりも良いでしょう。
お腹を下してしまうと、タンパク質だけでは無く、直前にとった食事の栄養素を吸収することができなくなってしまいます。
また、プロテインパウダーを牛乳で割ることはオススメできません。
牛乳はもともと消化に悪いため、水の代わりに牛乳を使用すれば、それだけお腹を下す可能性が高まります。
ぬるま湯に溶かす
冷たい飲み物に弱いという人もいるのではないでしょうか?
特に、冬は気温が下がっているため、胃腸などの内臓の働きが弱まっていることが多いです。
そんなときに、冷たい水でつくったプロテインを一気に飲んでしまえば、お腹を下しても当然だと言えるかもしれません。
そんなときにオススメなのは、プロテインを40度〜50度のぬるま湯に溶かすことです。
お鍋で少しだけ温めた水でプロテインをつくれば、胃腸への負担を減らすことができます。
ただし、温度の高すぎるお湯を使ってしまうと、プロテインパウダーが固まってダマになってしまうので注意が必要です。
私は過去に熱湯でプロテインを作ってしまったことがあり、ダマになって恐ろしく不味くなったプロテインを必死の思いで飲んだことがあります。
プロテインは食事の補助として利用する
プロテインを利用することで、タンパク質を気軽に補給することができます。
しかし、くれぐれも「プロテインを飲んでいるから、タンパク質は食事からとらなくても大丈夫」とは思わないようにしましょう。
なぜなら、プロテインにはタンパク質以外の栄養素は入っていないからです。
例えば、肉や魚などの食事からタンパク質をとれば、ビタミンやミネラルなどのタンパク質以外の栄養素も一緒にとることができます。
体の健康を維持したり、タンパク質の代謝を高めるためには、色々な栄養素が必要です。
あくまでもプロテインは食事の補助として使い、できるだけ食事からタンパク質をとっていきましょう。
まとめ
- プロテインは便利な食品だが、体に合わない人や胃腸が弱い人の場合は、プロテインを飲んだ後にお腹を下してしまう
- プロテインを飲んでもお腹を下さないためには「プロテインパウダーの量を減らす」「溶かす水の量を減らす」「ぬるま湯に溶かす」などの方法がある
- プロテインにはタンパク質以外の栄養素は入っていないため、その他の栄養素も一緒にとれる食事からタンパク質をとった方が良い
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