リバウンド後のダイエットは痩せない!まずは痩せる体づくりから始めよう

リバウンド後のダイエットは痩せない

頑張ってダイエットに成功したとしても、残念ながら短期間のうちにリバウンドしてしまう事も十分あり得ます。

そして、もう一度ダイエットを始めた時に「何だか、前回ダイエットした時よりも痩せにくくなっている気がする」と感じる人も多いのではないでしょうか?

それは、気のせいでは無いかもしれません。

実際に、リバウンド後の体は痩せにくい状態になっていることが多く、そのままダイエットを再開してもうまく痩せていくことは難しいと言えます。

では、どうすれば良いのでしょうか?

その答えは簡単で、まずは「痩せにくい状態を改善する」という事から始めれば良いのです。

あらかじめ「痩せにくい状態を改善」、言い換えれば「痩せる体づくり」を行っておくことで、その後のダイエットで順調に痩せていくことができるようになるでしょう。

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リバウンド後のダイエットが痩せない原因は?

まずは、リバウンド後のダイエットが痩せない原因について考えていきましょう。

回りくどく感じるかもしれませんが、「痩せない原因」を理解しておくことは、そのまま「痩せる体づくり」のためのヒントにもなります。

ざっくりとで構いませんので、一通り理解しておくことが大切です。

リバウンド後のダイエットが痩せない主な原因
  • 【その1】体が省エネモードになっているから
  • 【その2】筋肉量が大きく減少したから
  • 【その3】年齢を重ねたから

【その1】体が省エネモードになっているから

「リバウンド後のダイエットが痩せない」原因の中で最も多いのが、前回「間違ったダイエット」をしてしまっており、「体が省エネモード」になってしまっている事です。

「体が省エネモード」になることで、体はなるべく少しのエネルギー(カロリー)だけで活動しようとするため、結果的に「痩せにくく太りやすい体」になってしまいます。

では、「間違ったダイエット」とは一体何なのでしょうか?

ここで言う「間違ったダイエット」とは、ダイエットの成功や失敗とは関係なく「体を不健康にしてしまうダイエット」の事を指しています。

体を不健康にしてしまう「間違ったダイエット」の例
  • 何も食べない・なるべく食べない
  • カロリーの低いものだけを食べる
  • 食事の量を極端に減らす
  • 糖質の完全カット
  • これしか食べない

「間違ったダイエット」に共通していることは、体が極端な栄養不足になってしまうことです。

体が極端な栄養不足になることで、体は「このままではヤバい!」と非常に強い危機感を抱いてしまうことになるでしょう。

危機感を抱いた体は、脳や内臓の機能を低下させて、何よりも「生命維持」を優先させます。

それは、結果的にカロリーがうまく消費されない「痩せにくく太りやすい体」になってしまうことを意味しているのです。

栄養不足

そのような体の状態のままでダイエットを終えると、一体どうなるでしょうか?

もちろん直ぐにリバウンドすることになり、さらに体が「十分な栄養が毎日入ってくるからもう大丈夫だな」と安心するまでは「痩せにくく太りやすい体」が当面の間維持され続けることになります。

つまり、「リバウンド後のダイエットが痩せない」という状態になるのです。

体が一度抱いた危機感は、なかなか払拭することができません。

体が極端な栄養不足になってしまうような「間違ったダイエット」をしてしまうと、後々に大きなしっぺ返しが待っているのです。

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【その2】筋肉量が大きく減少したから

ダイエットで減るのは「脂肪」だけだと思いがちですが、実は「脂肪」と一緒に「筋肉」もどんどん減少しているのです。

「筋肉」は、普通にダイエットをしただけでも減少していきますが、選んだダイエット方法によっては、さらに多くの筋肉量が減少してしまうことになります。

ダイエット方法によってさらに多くの筋肉量が減少する
  • 筋トレをしていない
  • 何も運動していない
  • 十分なタンパク質をとっていない

ダイエットをしながら現在の筋肉を維持していくためには、「筋トレ」や「運動」をすることが必要不可欠です。

また、筋肉の材料となる「タンパク質」も十分にとれていなければ、さらに筋肉量は減少してしまうことになるでしょう。

では、筋肉量が減少することで、一体どんなデメリットがあるのでしょうか?

大きく筋肉量が減少する

実は、ダイエットの強い味方となる「基礎代謝」は、体の筋肉量に比例するため、多くの筋肉量が減少してしまうことで、結果的に「痩せにくく太りやすい体」になってしまうのです。

つまり、多くの筋肉量が減少した体では、それ以前のように痩せていくことはできません。

多くの筋肉量が減少するようなダイエットを繰り返していると、気が付かないうちにダイエットの難易度がどんどん高くなっていくことになるのです。

【その3】年齢を重ねたから

残念ながら、人間は年齢を重ねるごとに、どんどん「痩せにくく太りやすい体」になっていきます。

なぜなら、年齢を重ねるほどに「筋肉量の減少」「内臓の働きが悪くなる」などの理由により、基礎代謝が低下してしまうからです。

実際に、「若い頃よりも痩せなくなった」と感じている人も多いのではないでしょうか?

しかし、何も諦める必要はありません。

幸いなことに、筋肉は年齢に関係なく鍛えることで大きく成長していくのです。

また、体の栄養状態を良くしたり血行を良くすることで、内臓の働きも良くなっていきます。

つまり、年齢を重ねたとしても「筋肉を鍛える」や「栄養をとる」、「血行を良くする」などの努力や工夫をすることで、若い頃と同じかそれ以上に「痩せやすい体」になることが可能です。

自分の年齢を理由に、ダイエットを諦めてしまう必要は何もありません。

ダイエットの前に「痩せる体づくり」から始めよう

「リバウンド後のダイエットが痩せない原因」についてお話してきました。

リバウンド後は、本格的なダイエットを再開する前に、まずは「痩せる体づくり」から始めることをオススメします。

あらかじめ「痩せやすい体」になっておくことで、ダイエット本来の効果を100%得ることができるようになるでしょう。

また、痩せる体づくりをしていく過程の中でも、余計な脂肪を落とせるというメリットもあります。

人によっては、それだけでも痩せることが可能です。

では、「痩せる体づくり」のためのオススメの方法について、1つずつ詳細を確認していきましょう。

「痩せる体づくり」のためのオススメの方法
  • 【その1】筋トレをする
  • 【その2】タンパク質中心の食生活にする
  • 【その3】栄養価の高いものを食べる
  • 【その4】歩く距離を増やす
  • 【その5】血行を良くする
  • 【その6】十分な睡眠をとる
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【その1】筋トレをする

まずは、筋トレをすることで、前回のダイエットで失った「筋肉」を取り戻していきましょう。

「筋肉を増やすなら、他の運動やスポーツでも良いのでは?」と思うかもしれませんが、他の運動やスポーツでは、筋肉にかかる負荷が十分ではありません。

筋肉を大きく成長させるためには、できるだけ筋肉に強い負荷を与えて「筋肉を成長させないと危険だ!」と自分の脳に危機感を与える必要があります。

つまり、筋トレという「強度の高い運動」をすることで、脳は危機を感じて今よりも筋肉を成長させようとするのです。

そんな筋トレには、筋肉を大きく成長させるという以外にも、多くのメリットがあります。

筋トレをすることの主なメリット
  • 筋肉が大きく成長する
  • 基礎代謝が高まる
  • 引き締まったスタイルになる
  • 血行が良くなる
  • 筋トレをすること自体でカロリーが消費される
  • ストレスが解消される
  • 体温が高くなり免疫力が向上する

筋トレをすることで、基礎代謝が高まるのはもちろん、カロリー消費やストレスの解消、免疫力の向上などの多くの効果が期待できるのです。

反対に、筋トレのデメリットとしては「面倒」や「ツライ」ということでしょうか。

三日坊主にならずに筋トレを長く続けていくためには、その「面倒」や「ツライ」という負の感情を、できるだけ抑えていくことが大切です。

筋トレ

そのためにも、まずは最初から全力で筋トレを頑張るのでは無く、「短時間」や「少ない回数」といったハードルを低く設定した状態で始めてみましょう。

ハードルを低く設定することで、面倒やツライといった負の感情が薄れていきます。

そして、どんなことでも続けてさえいれば、「習慣化」の力によって歯磨きや洗顔と同様に、毎日当たり前のように続けていくことができるようになるのです。

【その2】タンパク質中心の食生活にする

タンパク質

厳密に言えば、筋トレは「筋肉を破壊する運動」であり、実際に筋肉が大きく成長するのは、「破壊された筋肉が修復されるとき」になります。

そして、筋肉を修復するためには、筋肉の材料となる「タンパク質」という栄養素が必要です。

「タンパク質」を多く含む食材
  • 肉類
  • 魚類
  • 大豆製品
  • 鶏卵
  • 乳製品

効率よく筋肉を大きく成長させるためにも、筋トレをするだけでは無く、毎日の食事から積極的に「タンパク質」をとっていきましょう。

つまり、タンパク質中心の食生活にすることで、リバウンド前のダイエットで失ってしまった筋肉を取り戻しやすくなるのです。

また、その他にも、タンパク質をとるメリットは多くあります。

「タンパク質」をとるメリット
  • 筋肉の材料となる
  • 美容効果が高い(肌や髪、爪の材料になる)
  • 腹持ちが良く空腹になりづらい
  • 脂肪になりにくい
  • 免疫力が向上する

タンパク質は、筋肉の材料となることはもちろん、美容やダイエットにも良い影響を与えることができるのです。

では、1日にどれくらいのタンパク質量をとれば良いのでしょうか?

1日に必要なタンパク質量の目安は、その人の体重に比例すると言われています。

具体的には、積極的に筋肉をつけたい人なら、体重1kgにつき1日に1.5g〜2.0gのタンパク質をとった方が良いでしょう。

1日に必要なタンパク質量(体重1kgにつき1.5g〜2.0g)
  • 【体重40kgの人】:約60g〜80g
  • 【体重50kgの人】:約75g〜100g
  • 【体重60kgの人】:約90g〜120g
  • 【体重70kgの人】:約105g〜140g
  • 【体重80kgの人】:約120g〜160g
  • 【体重90kgの人】:約135g〜180g

毎日、これだけ多くのタンパク質をとるためには、自炊でも外食でも肉や魚などのタンパク質をメインに食べていくことが大切です。

とはいえ、うまくタンパク質をとれない日もあるかもしれません。

そんなときのために、あらかじめ「プロテイン」を購入しておくと大変便利です。

最近のプロテインは甘くて美味しい商品が多く、水に溶かして飲むだけで、1杯あたり約20gのタンパク質をとることができます。

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【その3】栄養価の高いものを食べる

ダイエットによって栄養不足の状態が当たり前になった体は「省エネモード」になってしまいます。

体が省エネモードになると、体は脳や内臓の機能を低下させて「生命維持」を優先するため、リバウンド後もしばらくは「痩せにくく太りやすい体」になってしまうでしょう。

まずは、この「痩せにくく太りやすい体」を解消するべきです。

そのためにも、出来るだけ栄養のある食事をとり、「十分な栄養が入ってくるよ」と体を安心させてあげる必要があります。

OK

とはいえ、栄養をとるためにカロリー過多になっては意味がありません。

カロリー過多にならずに栄養をとる一番簡単な方法としては、なるべく栄養価の高いものを優先して食べることです。

私がオススメするのは、「鶏卵(たまご)」と「納豆」になります。

鶏卵(たまご)は、安くて調理も簡単なうえ、どんな料理にでも合うという万能食材です。

また、納豆も「完全食」と言われるほど栄養が豊富なので、どうしても苦手だという人以外は、1日1パックは食べて欲しい食品になります。

栄養価の高いものを毎日食べることで、体は安心して脳や内臓を活性化させてくれるようになり、省エネモードになった体を解消してくれるでしょう。

【その4】歩く距離を増やす

普段の生活の中では、あまり歩かないという人も多いかもしれません。

しかし、歩くという運動には多くのメリットがあるため、痩せる体づくりのためには欠かせない運動だと言えます。

ぜひ、普段の生活の中でも、なるべく歩く距離を増やしていきましょう。

「歩く」という運動のメリット
  • 簡単で続けやすい
  • 減少した筋肉を通常量まで戻す
  • 脂肪をメインエネルギーとする運動(有酸素運動)
  • 骨を強くする
  • 多くの筋肉が使用されるため血行が良くなる
  • 気分転換になりストレスが軽減する

歩くという運動の最大のメリットとしては、ダイエットで大きく減少してしまった筋肉を、通常量まで戻してくれることです。

意外にも歩くという運動は、人間の体の中の多くの筋肉が利用されます。

背筋を伸ばして腕を振って歩くことで、全身の約80%の筋肉が利用されると言われており、歩くだけでもある程度の筋肉量を取り戻すことができるのです。

歩く

目的地までの道を遠回りしたり、わざと一駅手前で降りて歩いたり、できるだけ乗り物を使わないようにしたり、と色々な工夫をして歩く距離を増やしていきましょう。

ただし、筋トレとは違って積極的に筋肉を増やしていくことはできません。

筋肉を少しでも早く増やしたいのであれば、やはり筋トレの方が適していると言えます。

【その5】血行を良くする

痩せる体づくりをするうえで、血行を良くすることはとても大切です。

血行を良くすることで、脳や内臓、体の隅々の細胞に至るまで、十分な「酸素」と「栄養素」を送り届けることができます。

十分な酸素と栄養素が送り届けられることで、脳や内臓の働きが活性化するため、結果的に1日に消費されるカロリーを増やすことが可能です。

血行を良くするための方法
  • 水を多く飲む
  • 全身浴をする
  • 適度に運動をする
  • 適度に休息をとる
  • 悪い食生活を改善する
  • ストレッチをする

血行を良くするための方法は、どれも簡単なものばかりなので、自分が出来そうなものから普段の生活に取り入れていきましょう。

「水を多く飲む」や「全身浴をする」などは一番難易度が低くてオススメです。

また、ストレッチをすることで筋肉と血管の柔軟性も高まり、血行も良くなっていきます。

1日の中で血行の良い状態が続くほど基礎代謝が高まり、特に何もしなくても多くのカロリーを消費することが出来るようになります。

血行を良くして、痩せる体づくりをしていきましょう。

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【その6】十分な睡眠をとる

睡眠時間が短ければ、「自律神経」が乱れる原因になってしまいます。

自律神経が乱れることで、各内臓の活動リズムも乱れることに繋がり、1日に消費されるカロリーがぐんと低下してしまうでしょう。

つまり、睡眠時間が短い生活が続くほど、知らないうちに「痩せにくく太りやすい体」になってしまっている可能性が高いのです。

睡眠

他の痩せる体づくりを頑張っていても、睡眠時間が短い生活を送っているだけで、すべてが台無しになってしまうかもしれません。

どんなに忙しい毎日だったとしても、何とか「7時間」の睡眠時間は確保しましょう。

また、同時に「質の良い睡眠」にするための工夫もしていくべきです。

「質の良い睡眠」にするための工夫
  • 朝日を浴びる
  • 夜に部屋を暗くする
  • 寝る前に食べない
  • 寝る前にスマホやパソコンを操作しない(ブルーライトを浴びない)
  • 全身浴をする
  • 気がかりや心配事をなるべく解決しておく

どれも簡単にできることばかりなので、どんどん自分の生活に取り入れていきましょう。

リバウンドしない正しいダイエット方法を選ぼう

「リバウンド後のダイエットが痩せない原因」と「痩せる体づくりをするための方法」についてお話してきました。

そもそも、簡単にリバウンドするようなダイエットは、間違ったダイエットだと言えます。

「少しでも早く痩せたい!」「さっさとダイエットを終わらせたい!」という気持ちは分かりますが、間違ったダイエットに手を出してしまえば、一時的には痩せられても直ぐにリバウンドしてしまうでしょう。

二度とリバウンドしないような、正しいダイエット方法を選ぶことが何より大切です。

正しいダイエット方法の基本
  • 十分な栄養をとる
  • 十分な睡眠をとる
  • 筋トレをする

体の機能を低下させないために、十分な栄養と睡眠をとり、筋肉を維持するために筋トレをすることが、正しいダイエット方法の基本的な考え方になります。

正しいダイエット方法の基本を守り、心と体に無理のないダイエットをやっていきましょう。

まとめ

  • リバウンド後にダイエットを再開しても、なかなか痩せることができない
  • あらかじめ「痩せる体づくり」を行っておくことで、その後のダイエットで順調に痩せていくことができるようになる
  • リバウンド後のダイエットが痩せないのは「体が省エネモードになっているから」「筋肉量が大きく減少したから」「年齢を重ねたから」などが原因
  • 痩せる体づくりをするために「筋トレをする」「タンパク質中心の食生活にする」「栄養価の高いものを食べる」「歩く距離を増やす」「血行を良くする」「十分な睡眠をとる」などを行っていく

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