ダイエットしているのに体重が増えてきたときの原因と対策方法

ダイエットしているのに体重が増えてきたときの原因と対策方法

頑張ってダイエットを続けていても、なかなか思うように体重が減らずに悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

人によっては、体重が減るどころか、逆に増えてしまうことだってあり得るかもしれません。

体重は順調に減らないものだと分かっていても、増えてしまったらモチベーションもだだ下がりになってしまいますよね?

今回は、ダイエットしているのに体重が減らない(逆に増えてしまう)原因と対策方法について考えていきます。

今の自分の状態と照らし合わせて、うまく対策していきましょう。

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ダイエットしているのに体重が増える原因と対策方法

早速ですが、ダイエットをしているのに体重が増えてしまう主な原因について考えていきましょう。

体重が増えてしまう主な原因はいくつも考えられるので、その原因を1つずつピックアップして詳細と対策方法について解説していきます。

ダイエットをしているのに体重が増える主な原因
  • 【その1】栄養が不足している
  • 【その2】筋肉量が増えた
  • 【その3】体内の水分量が増えた
  • 【その4】体が慣れてしまった
  • 【その5】睡眠が不足している
  • 【その6】ストレスが大きく溜まっている
  • 【その7】そもそも食べすぎている

【その1】栄養が不足している

栄養が不足している

ダイエット中は、食べる量を大きく減らす人は多いのではないでしょうか?

食べる量を大きく減らすことで「摂取カロリーを抑えられるから痩せる!」というのが理屈で、実際に最初のうちは順調に痩せていくかもしれません。

しかし、食べる量が減れば体に入ってくる栄養も不足してしまいます。

体に入ってくる栄養が不足することで、脳や内臓の働きが悪くなり、結果的にダイエットの強い味方である「基礎代謝」が低下してしまうことになるのです。

基礎代謝が低下してしまえば、その分1日に消費されるカロリーが少なくなるため、どこかのタイミングで摂取カロリーと消費カロリーが逆転することになります。

つまり、体に入ってくる栄養が不足することが続けば、遅かれ早かれ太っていくことになるのです。

やってしまいがちな、栄養が不足してしまうダイエットについて考えていきましょう。

栄養が不足してしまうダイエット
  • カロリーが低い物ばかりを食べる
  • 単品ダイエットをしている
  • 断食や食事回数を減らしている

カロリーが低い物ばかりを食べる

摂取カロリーを抑えるために、なるべくカロリーが低い物を食べるのは当然だと言えます。

しかし、カロリーが低い食べ物は、人間の体に必須である「ビタミン」や「ミネラル」などの栄養がほとんど入っていないことが多いです。

つまり、何も考えずにカロリーが低い物ばかりを食べていると、すぐに体が栄養不足の状態になってしまうでしょう。

ダイエットをしながらでも栄養不足の状態を回避するためには、単純にカロリーが低い物を食べるのでは無く、「栄養価が高くてカロリーが低い物」を食べることが大切です。

例えば、次のような食べ物がオススメです。

栄養価が高くてカロリーが低い物
  • 鶏卵
  • 牛乳
  • 豆腐
  • 納豆
  • ブロッコリー
  • トマト
  • アボカド

反対に言えば、多少カロリーが高くても、栄養価が高い物を食べた方が痩せやすいと言えます。

カロリーよりも栄養価を重視して、うまくダイエットを進めていくことが大切です。

単品ダイエットをしている

「これだけ食べる!」という単品ダイエットは、とても分かりやすくて人気があります。

しかし、どんな食べ物であっても、1つの食べ物から得られる栄養の種類は限られているため、単品ダイエットを続けていると、必ず体は栄養不足になってしまうでしょう。

さらに、「ビタミン」や「ミネラル」はもちろん、「食物繊維」が不足することで便秘がちになり、太りやすい体になってしまいます。

体に必要な栄養を十分にとるためには、多くの食材をバランス良く食べる必要があるのです。

とはいえ、一体何を食べれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか?

そんな人にオススメなのが、毎回の食事で「白・緑・黄・赤・黒」の5色の食材をすべて食べるという方法です。

毎回の食事で5色の食材を食べることで、自然と栄養バランスの良い食事をとることができます。

5色の食材
  • 白:「糖質」が豊富
  • 緑:「食物繊維」が豊富
  • 黄:「タンパク質」や「ビタミン」が豊富
  • 赤:「タンパク質」や「ビタミン」が豊富
  • 黒:「食物繊維」や「ミネラル」が豊富

断食や食事回数を減らしている

短期間で痩せたい気持ちは分かりますが、断食や食事回数を減らすのは良くありません。

なぜなら、断食や食事回数を減らすことで体が危機を感じてしまうため、次の食事からより多くの栄養と脂肪を蓄えようとするからです。

例えば、断食後の食事でリバウンドしやすくなったり、朝食を抜くことで昼食でより体脂肪がつきやすくなってしまうでしょう。

体に危機を感じさせないためにも、1日3食はきっちりと摂ることが大切です。

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【その2】筋肉量が増えた

もし、ダイエットに運動を取り入れているなら、体重が増えてしまうことは十分にあり得ます。

なぜなら、単純に「脂肪」よりも「筋肉」の方が重いからです。

例えば、ダイエットで順調に脂肪が減っていたとしても、有酸素運動や筋トレで同じだけ筋肉量が増えていれば、トータルで体重が増えることになるでしょう。

しかし、脂肪が減って筋肉量が増えているなら、体重が増えていても何も問題ありません。

筋トレ

むしろ、筋肉量が増えることで1日の「基礎代謝」や「活動代謝」を増やすことができるため、「痩せやすく太りにくい体」になっていると言えます。

そのため、筋肉量が増えることでの体重の増加は何も気にしなくてもOKです。

とはいえ、普通に生活しているだけでは、自分の体重の増加が「筋肉量が増えた結果」なのか「脂肪が増えた結果」なのかを見分けるのは困難だと言えます。

筋肉と脂肪のどちらが増えたのかを見分けるためにも、定期的に「体組成計(たいそせいけい)」を利用して「筋肉量」と「体脂肪率」を記録していきましょう。

もし、体重が増えてきたとしても、体脂肪率が下がっていればダイエットは順調だと言えるのです。

【その3】体内の水分量が増えた

人間の体は、成人で約60%が水分でできていると言われています。

体重60kgの人であれば、常に約36リットルの水分が体に含まれているため、この体内の水分量の増減により、大きく体重が増減することもあり得るのです。

例えば、昨日よりも体重が1kg以上増えていた場合、1日で急激に1kgもの脂肪が増えたとは考えにくいため、体内の水分量が1kg増えたと見るべきでしょう。

体内の水分量がいくら増えても、自然と体外に排出されるので気にしなくても大丈夫です。

しかし、体にむくみが起こっているなら、「塩分の摂りすぎ」「カリウムの摂取不足」が原因かもしれません。

不要な塩分を体外に排出するためにも、積極的にカリウムをとりましょう。

カリウムが多く含まれている食べ物
  • アボカド
  • バナナ
  • イモ類
  • ホウレンソウ
  • 納豆

また、塩分の摂りすぎは、ドロドロ血液の原因にもなりかねません。

ドロドロ血液になると、血行が悪くなり体の隅々の細胞にまで「酸素」や「栄養素」が含まれた血液を送り届けることができなくなります。

結果的に、基礎代謝の低下につながってしまうでしょう。

ダイエット中は、味付けの濃い物を控えるなど、塩分の摂りすぎには十分な注意が必要です。

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【その4】体が慣れてしまった

人間の体には、現在の環境や状況に慣れていくという能力があります。

これは、生きていくうえで大いに役立つ能力なのですが、ダイエットに限って言えば、とてもありがた迷惑な能力です。

どんなに効果的なダイエット方法を実践していたとしても、体が慣れてしまっては少しずつ効果は下がっていくことになるでしょう。

体が完全にダイエットに慣れてしまえば、逆に体重が増えてくるかもしれません。

体がダイエットに慣れてしまう

では、一体どうすれば良いのでしょうか?

最も簡単な対策方法としては、何か別のダイエットに切り替えてみたり、今のダイエットに運動を追加してみることです。

例えば、「食事制限」に体が慣れてきたと感じたら、「栄養価の高いものを食べる」というダイエットに切り替えたり、「ウォーキング」を追加してみましょう。

今までとは別のダイエットに体が慣れていないため、順調にダイエットを進めることができます。

次々と違うダイエットを投入したり、ローテーションさせていくことで、体を慣れさせないという方法がとても効果的なのです。

【その5】睡眠が不足している

睡眠

睡眠が不足すれば、自律神経が乱れる原因になります。

自律神経が乱れると体のリズムが狂ってしまうため、しっかりと日中にエネルギーを消費することができなくなってしまうでしょう。

さらに、寝付きや睡眠の質が悪くなったりと、負のサイクルに入り込んでしまいます。

結果的に、カロリーが消費されにくい太りやすい体になってしまい、いくらダイエットを頑張ってもなかなか効果が得られないという事態になるのです。

最悪の場合、消費カロリーの著しい低下により、逆に体重が増えてしまうかもしれません。

どんなに忙しい毎日を送っていたとしても、なるべく生活の無駄を省いて十分な睡眠時間を確保していきましょう。

自分の睡眠よりも優先するべきことは、意外と少ないものです。

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【その6】ストレスが大きく溜まっている

少しのストレスなら生活に良い緊張感を与えてくれますが、それが大きなストレスになってしまえば話は変わってきます。

大きなストレスは、体を緊張状態にして血行を悪くしてしまうのです。

血行が悪くなれば、体の各細胞に十分な「酸素」と「栄養素」を送り届けることができません。

結果的に「基礎代謝」が低下して、1日に消費されるカロリーが少なくなってしまうため、太りやすくなってしまうでしょう。

とはいえ、まったくストレスを受けずに生活することはできないため、ストレスは溜めすぎずに適度に解消していくことが大切です。

ストレスを解消するためには、「積極的休養」を行っていくことが最適だと言えます。

積極的休養の例
  • ウォーキング
  • ストレッチ
  • 外出する
  • 散歩
  • 体操

人間を含めた動物には、体を動かすことでストレスを解消できる機能が備わっているのです。

上記のような軽めの運動をするだけでも、テストステロンやセロトニン、ドーパミンなどのメンタルヘルスを高めるホルモンが分泌されてストレスが解消されます。

生活に運動を取り入れて、日常的にストレスを解消していきましょう。

【その7】そもそも食べすぎている

からあげくん

いくら食べる量を減らしても、たっぷりとカロリーをとっていては意味がありません。

特にカロリーが高いのは「揚げ物」「ケーキ」「ジュース」「菓子類」などです。

よくあるのは、食事のカロリーは必要以上に気にしているのに、間食で食べるものは全然気にしていないパターンでしょうか?

毎日のようにお菓子を食べて、甘いジュースを飲んでいる人は、一度自分が1日にとっている総カロリーを計算してみることをオススメします。

カロリー計算はとても面倒ですが、定期的に行うことで新しい発見があるかもしれません。

また、人によって基礎代謝も食べ物の吸収量も違うため、自分に合った食事の内容や量を見つけることも、ダイエットをしていくうえで大切です。

色々なダイエット方法を試してみて、自分に合ったダイエット方法を見つけていきましょう。

まとめ

  • 頑張ってダイエットを続けていても、体重が減るどころか、逆に増えてしまうことだってあり得る
  • ダイエットをしているのに体重が増える主な原因には「栄養が不足している」「筋肉量が増えた」「体内の水分量が増えた」「体が慣れてしまった」「睡眠が不足している」「ストレスが大きく溜まっている」「そもそも食べすぎている」などが考えられる

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