中学生や高校生になり、今までよりも自分の「美容」や「ダイエット」にも気を使いますよね?
「美容」であれば、何とか自分のお小遣いの範囲でやりくりする事が出来ますが、「ダイエット」となるとそう簡単にはいきません。
なぜなら、ダイエットで最も大切なのは「食事」であり、学生という立場では肝心の「食事の自由」が殆ど無いからです。
基本的に、食卓には「家族の好きな物」や「簡単に作れる物」、お給料日前なら「安価な物」が出てくるでしょう。
つまり、その家庭の事情で食事のメニューが決まります。
自分がダイエットをしたいからといって「自分だけ特別にメニューを作って」なんて言えません。
今回は、そんな「食事の自由」が殆ど無い、中学生や高校生でも無理なく出来るダイエット方法をいくつかご紹介していきます。
これらを実践していく事で、たとえ「食事の自由」が無かったとしても、大きなダイエット効果を得る事が期待できるでしょう。
中学生や高校生でも無理なく出来るダイエット方法
早速ですが、中学生や高校生でも無理なくできるダイエット方法をご紹介していきます。
どれも簡単に出来るものばかりですので、自分の「生活スタイル」や「性格」に合わせて、簡単に出来そうなものから取り組んでいってください。
あまり無理をしすぎても、ストレスが溜まりすぎると続かなくなりますからね。
もちろん、多く取り組んでいくほど「ダイエット」の効果はアップしますよ。
【その1】朝食をしっかりと摂る
「食事を抜けば痩せる」と思っていませんか?
確かに、食事を抜く事で一時的に「体重」を減らす事は可能かもしれません。
しかし、体重が減った主な原因は「体の水分量の減少」であり、一番減らしたい「体に付いた余計な脂肪」は依然としてそのまま残っているのが現実です。
そして、再び食事を摂れば「体の水分量」は元に戻るため、体重も元に戻ります。
それだけで済めばまだ良いですが、実際には「食事を抜く」という行為は、多くのデメリットを受ける可能性があります。
これらのデメリットを受ける事により、痩せる事を期待して食事を抜いたにも関わらず、逆に太ってしまったり太りやすい体になってしまうかもしれません。
そんなデメリットを受けないためにも、きっちりと食事は摂りましょう。
特に、「朝食」はとても重要です。
朝食はしっかりと食べて、睡眠によりエネルギーが空っぽになってしまった体に、十分なエネルギーを補給しましょう。
朝食で十分なエネルギーを摂る事により、カロリーが消費されやすい1日が送れます。
【その2】ゆっくりと食事をする
「早食い」が習慣になってしまっているなら改善しましょう。
体に脂肪が蓄積されるのは、「血糖値が急騰する」という事が主な原因です。反対に言えば、「血糖値を急騰させない」という事がダイエットには非常に効果的だと言えます。
血糖値を急騰させないためには、「ゆっくりと食事をする」という方法が効果的です。
ゆっくりと食事をする事で、血糖値の上昇が緩やかになって「インスリン」の分泌量も少なくなるため、結果的に脂肪が蓄えられにくくなります。
自分が落ち着いて食事ができる「環境」や「状況」をつくり、最低でも20分以上の時間をかけてゆっくりと食事をする習慣を身に着けましょう。
【その3】積極的に家事を手伝う
何も激しい運動だけが、カロリーを消費する訳ではありません。
ちょっとした「食事の準備」や「掃除」、「洗濯」などのであっても、毎日コツコツ続けていく事で大きなカロリーを消費する事が期待できます。
誰かに任せっきりにするのでは無く、自分にも出来る家事を積極的に手伝っていきましょう。
家事以外でも、「買い物」や「犬の散歩」などでも構いません。
家事やお手伝いを積極的に行っていく事で、自分の消費カロリーを増やせるだけで無く、家族仲が良好になっていく事まで期待できます。
もしかすると、臨時でお小遣いを貰えるかもしれませんね。
【その4】おやつを変える
当然ですが、「おやつ」は食べない方が良いです。
しかし、食欲旺盛な中学生や高校生では、おやつを食べなければ食事の時間まで我慢できない人も多いのでは無いでしょうか?
そこで、どうせ食べる「おやつ」なら、栄養が豊富なおやつに変えてみる事をオススメします。
ここで言う栄養とは、「ビタミン」や「ミネラル」の事であり「カロリー」の事ではありません。
不足しがちな「ビタミン」や「ミネラル」を摂る事で、体が健康になるのはもちろん、三大栄養素がエネルギーになるのを助け、結果的に体につく脂肪を少なくする事が可能です。
とはいえ、満足感を得られなければ「おやつ」の意味も薄れてしまいます。
自分にとって、満足感が高くて栄養が豊富な「おやつ」を探してみましょう。
【その5】ジュースを飲む機会を減らす
毎日、「ジュース」や「甘い飲み物」を飲んでいる人も多いのでは無いでしょうか?
当然ですが、「ジュース」や「甘い飲み物」にはたっぷりの糖分が入っており、たった1杯飲むだけでも多くのカロリーを摂取してしまいます。
例えば、コーラは1杯で「約230kcal」、オレンジジュースなら1杯で「約200kcal」と高カロリーです。
しかも、飲み物なのでいくらでもガブガブ飲めてしまいます。
この危険な「ジュース」や「甘い飲み物」を飲む機会を減らして、代わりに、カロリーがゼロの「水」や「お茶」などの飲んでいきましょう。
どうしても甘い物が飲みたくなったときは、少量だけにしておくか、人工甘味料でカロリーがゼロになっている甘い飲み物で我慢するのが良い方法です。
【その6】十分な睡眠をとる
「夜ふかし」や「徹夜」などで寝不足が続けば、それだけ太りやすくなります。
なぜなら、寝不足が続くことで体のリズムをコントロールしている「自律神経」が乱れてしまうため、何もしていなくてもカロリーを消費してくれる「基礎代謝」が低下してしまうからです。
反対に、十分な睡眠をとる事で「自律神経」が整い、「基礎代謝」が高まります。
「基礎代謝」が高まる事で、たとえ今までと同じ生活をしていたとしても、1日に消費されるカロリーをぐんと底上げすることができるでしょう。
つまり、十分な睡眠をとるだけで痩せやすくなるのです。
「勉強」や「遊び」で忙しい毎日を送っている人が多いと思いますが、何とか無駄な時間を減らすように頑張って、十分な睡眠時間を確保していきましょう。
【その7】湯船に浸かる
毎日の入浴は、血行を良くするためのチャンスです。
体の血行が良くなれば、それだけ「酸素」と「栄養素」を体の隅々の細胞にまで送り届けることが可能になるため、結果的に消費カロリーを高める事ができます。
しかし、シャワーだけで入浴を済ませているなら血行は良くなりません。
血行を良くするためには、5分〜10分程度は肩まで湯船にゆっくり浸かる必要があります。
日々の消費カロリーを高めるためにも、季節や気温に関係なく、ゆっくりと湯船に浸かる習慣を身に着けていきましょう。
【その8】なるべく歩く
「歩く」という運動は、とても簡単で続けやすい運動です。
さらに、「酸素」と「脂肪」をエネルギーとして使用する「有酸素運動」の1つであるため、まさにダイエットに最適な運動だと言えるでしょう。
ダイエットをするうえでも、積極的に歩く機会を増やしていく事をオススメします。
とはいえ、わざわざ歩くためだけに外出するのは面倒ですよね?
そこで、簡単に歩く機会を増やす方法としては、「自転車」や「電車」、「エレベーター」や「エスカレーター」などの、「乗り物をなるべく使わない」という方法が効果的です。
「乗り物をなるべく使わない」というだけで、普段の生活の中でも、とても手軽に歩く機会を増やすことができます。
自身の体重にもよりますが、1時間歩くだけでも約120kcal〜280kcalを消費することが可能です。
体重40kgの人が毎日1時間歩くだけでも、1年間で「約6kg」ものダイエット効果があります。
短期間で劇的な効果は期待できませんが、うまく日常生活を利用して歩く機会を増やしていくことで、無理なく少しずつダイエットしていく事が可能です。
歩く機会を増やして、うまく体脂肪を燃焼させていきましょう。
【その9】部屋で筋トレをする
筋トレは、ダイエットをするうえで必須の運動です。
なぜなら、筋トレで体の筋肉を大きくするほどに「基礎代謝」を高める事ができるため、1日に消費されるカロリーの底上げが可能だからです。
1日に消費されるカロリーが増えれば、脂肪が付きにくくなる事はもちろん、体に付いてしまった余計な脂肪を無くしていくことも夢ではありません。
そして、その効果は筋肉が落ちてしまわない限り、今後ずっと続いていきます。
とはいえ、筋トレに拒否反応を示す人は多いです。
上記のような気持ちを払拭するためにも、高度で長時間の筋トレをするのでは無く、まずは簡単な筋トレを少ない回数こなす事から始めていきましょう。
最初は簡単な筋トレであっても、体は少しずつ筋肉が付いて変わっていきます。
そういった「明確な努力の結果」が出てくると、さらに良い結果を得るために人はどんどん頑張る事ができるようになっていくのです。
まずは、筋トレの楽しさを見付けるためにも、最初は小さく始めてみませんか?
自分の体重を利用した「自重トレーニング」であれば、簡単に行える種目が多いのはもちろん、何よりも自宅で少しずつ自分のペースで行っていくことができます。
【その10】暇な時にスクワットをする
運動部の人なら、「スクワット」という運動をやった事がある人も多いのではないでしょうか?
スクワットは「筋トレの王道」と言われており、足腰はもちろん、体の多くの筋肉を使ったとても効果的なトレーニングの1つです。
1つの筋トレで、これだけ多くの筋肉を鍛えられるトレーニングは他にありません。
多くの筋肉が使われるという事は、それだけ多くのカロリーも消費されるという事です。
実は、私もダイエットを始めたばかりの頃は、「お湯を沸かしている間」や「電子レンジを待っている間」や「テレビを観ながら」など、暇な時間を見つけては「スクワット」ばかりをしていました。
恐らく、1日に100回〜200回ぐらいはしていたのではないでしょうか?
そして、みるみるうちにウエストが細くなっていった事を鮮明に覚えています。
とはいえ、スクワットも正しいフォームでキチンと行わなければ「腰」や「膝」を痛めてしまう可能性が高いです。
あまり自信がない人は、動画を観ながら少しずつ練習していきましょう。
ただし、注意点としては普通の「スクワット」をしていると、筋肉が付いてどんどん脚が太くなってしまいます。
脚を太くしたくない人は、脚が太くなりにくい「ワイドスクワット」をやっていきましょう。
【その11】外食の時は食べたい物をリクエストする
「家族で外食をする」という機会がある人も多いのではないでしょうか?
基本的に外食では「高カロリーな物」が多いですが、その中でも「栄養価の高い物」や「低カロリーな物」を選べば、ダイエット効果を期待できる食事をとる事も可能です。
どうせ外食をするなら、その「栄養価の高い物」や「低カロリーな物」が食べられるお店をリクエストしましょう。
私がオススメの外食は、「回転寿司」「焼き肉」「焼き鳥」です。
回転寿司
「回転寿司」で食べられる魚介類は、栄養が豊富で低カロリーな食事だと言えます。可能であれば、シャリを少なめで注文するとさらに良いでしょう。
当たり前ですが、高カロリーなデザートを食べすぎては意味がないので注意が必要です。
食後の美味しいデザートは、なるべく食べないようにしましょう。
焼き肉
「焼き肉」は脂質の少ない「赤身肉」を中心に食べていく事で栄養が豊富で低カロリーな食事になります。
ただし、「タレ」には注意しましょう。「タレ」には糖質がたっぷり入っているので、いくら肉自体が低カロリーだったとしても、「タレ」をたっぷりと付けてしまうと高カロリーになってしまいます。
タレはごく少量にしておくか、塩やレモンを付けて食べましょう。
焼き鳥
「焼き鳥」は、基本的にどの部位も栄養が豊富で低カロリーだと言えます。
しかも、串焼きにされているので余計な脂が落ちて、さらに低カロリーになっているため、どんどん食べてしまって大丈夫です。
ただし、「チーズ」や「明太マヨ」などは高カロリーなので頼まないようにしましょう。
学生という制限があってもダイエットはできる
中学生や高校生といった立場では「食事の自由」が殆ど無いため、ダイエットをするうえで大きなデメリットがあります。
とはいえ、今回ご紹介したような「食事の自由」が無かったとしても、無理なく出来るダイエット方法も多いです。
それらのダイエット方法をいくつも掛け合わせて、毎日コツコツと行っていくことで、食事制限にも負けない大きなダイエット効果が期待できるでしょう。
まずは、自分の「生活スタイル」や「性格」に合ったダイエット方法から試してみてください。
まとめ
- 学生という立場では肝心の「食事の自由」が殆ど無い
- 「食事の自由」が無かったとしても、無理なく出来るダイエット方法も多い
- それらのダイエット方法をいくつも掛け合わせて、毎日コツコツと行っていくことで、食事制限にも負けない大きなダイエット効果が期待できる
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