
「どうしてもお腹周りの脂肪だけが落ちない!」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
実際として、お腹周りは体の中でも特に脂肪が落ちにくいと言えます。
そのため、順調にダイエットを進める事ができていた人でも、お腹周りの脂肪を落とすのに苦戦を強いられるのは必至でしょう。
今回は、そんなお腹周りの脂肪が落ちなくて悩んでいる人のために、「しつこいお腹周りの脂肪を落とす方法」について考えていきます。
しつこいお腹周りの脂肪を落とす方法
早速ですが、「お腹周りの脂肪を落とす方法」について考えていきましょう。
少なくとも「残りはお腹周りの脂肪だけ!」という状態まで持っていけたのであれば、今までのダイエット方法は何も間違っていないと言えます(自信を持って大丈夫です!)。
そのため、特にダイエット方法を変える必要はありません。
重要になってくるのは「今よりも消費カロリーを増やす」というもうひと工夫です。その、もうひと工夫を1つずつ紹介していきますね。
【その1】体の筋肉を増やす

今よりも消費カロリーを増やすためには、「体の筋肉を増やす」という方法が効果的です。
体の筋肉が増えれば、特に何もしなくても1日に消費されるカロリーである「基礎代謝」を増やすことができるのです。
また、「筋トレ自体の消費カロリーの加算」や「血行が良くなる事での基礎代謝の向上」といった効果まで期待できます。
では、筋肉を増やすためには一体どうすれば良いのでしょうか?
筋肉を増やすための最も効率が良い方法は、皆様ご存知の「筋トレ」以外にあり得ません。
ポイントとしては、体の中でもなるべく大きな筋肉を鍛える事です。
- 大胸筋(胸)
- 広背筋・僧帽筋(背中)
- 三角筋(肩)
- 大腿四頭筋・ハムストリングス(太もも)
- 大臀筋(お尻)
上記のような大きな筋肉を優先して鍛える事で、体全体の筋肉量は効率よく増えていきます。
あまりお金や時間をかけたくない人であれば、自宅でお金をかけずにできる「自重トレーニング」を、お金や時間に余裕がある人であれば、ジムで「マシントレーニング」や「ウエイトトレーニング」をするのがオススメの方法です。
体の筋肉量を増やして、効果的に消費カロリーを高めていきましょう。
【その2】お腹周りの運動をする
お腹の脂肪が落ちないのは、血行不良が原因の1つだと言えるでしょう。
体中を巡っている血液には、各細胞にとって必要不可欠な「酸素」と「栄養素」がたっぷりと含まれており、それらを受け取る事で各細胞は活性化されてエネルギー(カロリー)を消費してくれます。
反対に言えば、お腹周りの血行が悪ければ、お腹周りの脂肪細胞が十分にエネルギーを消費してくれずに、そのまま脂肪細胞が溜まりやすいといった状況になってしまうのです。
うまくお腹周りの脂肪を活性化させるために、お腹周りの血行を良くしていきましょう。
お腹周りの血行を良くするためには、お腹周りを集中的に動かす運動が効果的です。
腹筋を鍛える事が目的では無いため、短時間の激しい運動よりも、なるべく長時間できるような運動の方が効果的だと言えます。
【その3】ビタミンBを摂る

消費カロリーを増やすためにも「ビタミンB」を積極的に摂りましょう。
なぜなら、ビタミンBは「三大栄養素の代謝を高めてくれる栄養素」だからです。
簡単に言えば、ビタミンBを摂る事で三大栄養素である「糖質」「脂質」「タンパク質」がエネルギーになる事を助けてくれるため、結果的に体に余計な脂肪が付くのを防いでくれます。
- 豚肉
- 大豆
- レバー
- 玄米
- ナッツ類
- 鶏レバー
- うなぎ
- 牛乳
- 鶏卵
- きくらげ
- かつお
- まぐろ
- さんま
- バナナ
- 鶏むね肉
特に「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンB6」を意識して摂る事で各三大栄養素の代謝を高める事が可能です。
なるべく、ビタミンBを多く含む物を食べる機会を増やし、三大栄養素を脂肪では無くエネルギーに代えてしまいましょう。
うまく食事からビタミンBを摂れない日もあるかもしれません。そんな時のためにも、「マルチビタミン」が手元に1つあると便利です。
【その4】十分な睡眠(7時間)をとる

消費カロリーを増やすためには、「十分な睡眠」を毎日とる事が大切だと言えます。
なぜなら、十分な睡眠をとる事で自律神経が整って基礎代謝が自然と高まるため、1日に消費されるカロリーをぐんと底上げする事ができるからです。
つまり、睡眠時間によっても脂肪の付きやすさが決まると言えるかもしれません。
実際に、アメリカのコロンビア大学での1万8千人を対象とした「睡眠時間と肥満率の関係」についての統計調査でも、睡眠時間が短いほど肥満率が高い事が分かっています。
食事や運動ばかりに注力するのでは無く、どんなに忙しくても「7時間」の睡眠時間は確保できるように努力していくべきです。
とはいえ、趣味や楽しみの時間を減らしすぎてはストレスが溜まってしまいます。
無駄な時間や何もしていない時間を削る事を中心に、時にはお金を払ってでも自分の睡眠時間を増やしていくようにしましょう。
【その5】シャワーではなく湯船に浸かる
毎日、ゆっくりと湯船に浸かるだけでも、消費カロリーを増やす事が可能です。
湯船に浸かる事で、体の血行が良くなり「酸素」と「栄養素」を体の隅々の細胞にまで送り届けることが可能になります。
湯船に浸かると言っても、何時間も浸かっておく必要は無く「10分程度ゆっくりと肩まで浸かる」だけでも十分な効果が得られるでしょう。
反対に、毎日シャワーで済ませてしまっている人は血行が悪くなっているかもしれません。
季節や気温に関係なく、ゆっくりと湯船に浸かる習慣を身に着けた方が、日々の消費カロリーも増えていきます。
【その6】30分以上座り続けない

長時間座り続けないようにして、消費カロリーを増やしましょう。
その場で立ち上がるだけでも構わないので、30分以上座り続けないようにするべきです。
30分以上座り続けてしまうと、自律神経の「副交感神経」が優位になってしまうため、体が省エネモードになり「消費カロリーが下がる」事になります。
厳密に30分という時間を計る必要はありませんが、「長く座り続けているな」と感じたときには、立ち上がったり、歩き回ったり、掃除をしたり、ストレッチをしたり、とにかく何でも構わないので体を動かしましょう。
体を動かす事により、自律神経は再び「交感神経」が優位になるため、体はうまくカロリーを消費し続けてくれるようになります。
消費カロリーを増やすためにも、30分以上座り続けないように心がける事が大切です。
【その7】有酸素運動をする
「ウォーキング」や「ランニング」、「なわとび」といった有酸素運動は「消費カロリーを増やす」事はもちろん、体の脂肪を減らすための有効な手段になります。
なぜなら、有酸素運動は「脂肪がメインエネルギーとして使用される運動」だからです。
毎日、「有酸素運動」を続けていく事で、確実に体に付いた脂肪を減らしていけるでしょう。
- ウォーキング
- ランニング
- 水泳
- エアロビクス
- なわとび
- 踏み台昇降運動
私がオススメするのは「ウォーキング」です。
ウォーキングなら、「歩く」という日常的に行っている運動に近いため、外出したついでに行えるというメリットもあります。
「いつもよりも遠いコンビニに行く」「なるべく自転車や車を使わない」「休日は外出する」などの工夫をしていけば、1日にあるく歩数をぐんと稼ぐ事がで可能です。
無理なく続けられる有酸素運動を選び、脂肪を狙い撃ちで減らしていきましょう。
さらに食事の量を減らし過ぎるのはNG

お腹周りの脂肪を落としたいからと言って、食事の量を減らしすぎるのは良くありません。
確かに、食事の量を減らす事で摂取カロリーを減らす事はできるかもしれませんが、体が栄養不足になってしまえば「基礎代謝が低下」するため、結局は1日に消費されるカロリーが少なくなってしまうことになります。
そんな状態が続いてしまえば、「停滞期」や「リバウンドしやすい体になる」といった大きなデメリットを受けてしまうことになるのです。
しっかりと正しく痩せていくためにも、食事の量は減らしすぎずに消費カロリーを増やすための工夫をしていきましょう。
お腹周りの脂肪を落とすには工夫が必要
「しつこいお腹周りの脂肪を落とす方法」についてお話してきました。
お腹周りの脂肪は「ダイエットのラスボス」といっても過言ではありません。
そんな「ダイエットのラスボス」を打ち倒すためにも、うまく消費カロリーを増やすための工夫をしていく事が大切です。
そういった工夫をうまく自分の生活に取り入れていき、しつこいお腹周りの脂肪をスッキリと落としてしまいましょう。
まとめ
- 体の筋肉が増えれば、特に何もしなくても1日に消費されるカロリーである「基礎代謝」を増やすことができる
- お腹周りの血行を良くするために、お腹周りを集中的に動かす運動が効果的である
- ビタミンBは「三大栄養素の代謝を高めてくれる栄養素」である
- 消費カロリーを増やすためには、「十分な睡眠」を毎日とる事が大切
- ゆっくりと湯船に浸かるだけでも、消費カロリーを増やす事が可能
- 30分以上座り続けてしまうと、自律神経の「副交感神経」が優位になってしまうため、体が省エネモードになり「消費カロリーが下がる」事になる
- 有酸素運動は「脂肪がメインエネルギーとして使用される運動」
- 食事の量を減らし過ぎれば、結局は1日に消費されるカロリーが少なくなる
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