数年前の私は「食べなければ痩せる」ぐらいの知識しか持っていなかったため、ダイエットにおける筋トレの重要性を何も理解していませんでした。
ダイエットにおいて筋トレはとても重要で、ダイエットの効率を高めるだけでなくスタイル維持や健康、リバウンドをしない体になるためには必須だと言えます。
反対に、筋トレなしで痩せることは絶対にオススメできません。
ダイエットにおける筋トレの重要性を理解するために、「筋トレなしで痩せるデメリット」と「筋トレをすることで得られるメリット」について考えていきましょう。
筋トレなしで痩せるとデメリットがあるの?
まずは、筋トレなしで痩せることの主なデメリットについて考えていきます。
痩せにくくなる
人間の体は、余計な脂肪だけを狙い撃ちで落とすことはできません。
ダイエットを続けていると、脂肪と一緒に必ず筋肉量も減少していくことになるのです。
「少しぐらい筋肉が減っても仕方がない」という人も居ますが、筋肉量が減少するほど基礎代謝も比例して低下していくため、どんどん痩せにくい体になっていくことになります。
つまり、普通にダイエットを続けているだけでは、少しずつ筋肉量が減少してダイエットの効果が次第に薄れていくのです。
最悪の場合、少しずつ痩せにくくなり、ついには痩せることを諦めてしまうかもしれません。
リバウンドする
うまく体重が落とせたとしても、筋肉量が減少することで基礎代謝も低下するため、痩せにくく太りやすい体になってしまいます。
ダイエットを終えたときに、痩せにくく太りやすい体になっていたらどうなるでしょうか?
ダイエット前の生活に戻した途端、すぐにリバウンドすることになるでしょう。
しかも、リバウンドしてもダイエット前の体に戻る訳では無く、ダイエット前の体に比べて筋肉量が減少した体になっているのです。
筋肉量が減少した体からスタートすれば、ダイエットの難易度はぐんと高くなります。
そして、そんなダイエットとリバウンドを何度も繰り返していると、待っているのは体重は平均以下なのに太って見える(体脂肪が多い)体だけです。
スタイルが崩れる
私たちが、スタイルを保てているのは、体の筋肉のおかげです。
筋肉が適切な場所についているため、体にメリハリができて健康的な体に見えています。
しかし、筋肉量が減少すれば体のメリハリが無くなり、ガリガリで不健康な見た目になってしまうでしょう。
つまり、筋トレなしのダイエットは、自分のスタイルを崩す原因になってしまうのです。
ダイエットを始めたときは、メリハリのついた美しい体を目標にしていたのではないでしょうか?
その目標を達成するためには、筋肉量の減少は阻止する必要があります。
血行が悪くなる
血管には、体の各細胞に「酸素」と「栄養素」を送り届けるという重要な役割があります。
その血管のほとんどは筋肉を通っており、血管の太さは筋肉量に比例すると言われているのです。
つまり、筋肉量が減少すれば、それだけ血管が細くなってしまい、体の各細胞に「酸素」と「栄養素」を送り届けることが難しくなってしまいます。
簡単に言えば、血行が悪くなるのです。
そして、血行が悪くなれば、それだけ基礎代謝が低下してしまいます。
さらに、体温も下がってしまうため、免疫力が低下して病気にもかかりやすくなるでしょう。
筋トレをすることで得られるメリットは?
では、筋トレをすることで得られるメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
1つずつ詳細を考えていきます。
痩せやすくなる
筋トレをして筋肉量が増えることで、基礎代謝を高めることができます。
基礎代謝が高まれば、1日に消費されるカロリーが増えるため、それだけ痩せやすくなるでしょう。
つまり、筋肉量が増えれば、ダイエットでとても有利な体になっていきます。
ダイエットを成功させるためにも、積極的に筋肉量を増やしていくことが大切です。
リバウンドしにくくなる
筋肉量が増えてくれば、痩せやすく太りにくい体になります。
ダイエット前よりも筋肉量を増やすことができれば、基礎代謝が高まって1日に消費されるカロリーが増えることになるため、以前よりも太りにくくなっているでしょう。
そのため、ダイエット前と同じ生活に戻したとしても、簡単にリバウンドすることはありません。
幸福感が高まる
筋トレをすることで、体からメンタルヘルスを高めるホルモンが分泌されると言われています。
具体的には「テストステロン」「セロトニン」「ドーパミン」「β-エンドルフィン」「ノルアドレナリン」などの幸福感や自己肯定感を高めるホルモンが分泌されるのです。
つまり、筋トレをすることで幸福感が高めることができます。
ダイエット中の心の健康を保つためにも、筋トレはとても効果的な運動だと言えるでしょう。
スタイルが良くなる
筋肉をつけることで、体のメリハリをつけることができるのです。
メリハリのついた体は美しく健康的に見えるため、自分はもちろん他人にも「スタイルが良い」という印象を与えることができます。
ただ、やみくも痩せるだけではスタイルの良い体は手に入りません。
筋トレをすることで、ダイエット前にイメージしていた理想の体が手に入るのです。
血行が良くなる
筋肉量が増えることで血管が太くなり、体の各細胞に十分な「酸素」と「栄養素」を送り届けることができるようになります。
つまり、血行が良くなるのです。
血行が良くなれば、脳や内臓はもちろん、筋肉にも十分な「酸素」と「栄養素」が送ることができるため、体の働きを大きく高めることが可能になります。
筋トレをして筋肉量を増やすことで、結果的にとても健康的な生活を送ることができるのです。
有酸素運動や体操をしても筋肉量は減少していく
筋トレをすることで、減少していく筋肉量を維持したり増やしていくことができます。
では、筋トレの代わりに有酸素運動や体操をするのはダメなのでしょうか?
結論から言えば、有酸素運動や体操をしても、ダイエットをすると筋肉量は減少していきます。
筋肉量を維持したり増やすためには、筋肉に大きな負荷を与える必要があるのです。
有酸素運動や体操は良い運動となりますが、筋肉に小さな負荷しか与えることができないため、筋肉量を維持したり増やしたりすることはできません。
筋肉量を維持したり増やしていくためには、有酸素運動や体操ではなく、筋トレをして筋肉に大きな負荷を与えることが大切です。
食事制限と筋トレの両方を行ってダイエットをしていこう
「筋トレなしで痩せるデメリット」と「筋トレをすることで得られるメリット」についてお話してきました。
食事制限のみで痩せようとする人が多いですが、スタイルを維持しながら健康的に痩せていくためには、必ず筋トレをやっていく必要があります。
食事制限と筋トレの両方を行っていくことで、始めてダイエットを成功させることができるのです。
わざわざ、ジムに通うのが面倒だという人は、自宅でも手軽にできる「自重トレーニング」から始めてみましょう。
まとめ
- ダイエットにおいて筋トレはとても重要で、ダイエットの効率を高めるだけでなくスタイル維持や健康、リバウンドをしない体になるためには必須
- 筋トレなしで痩せることの主なデメリットには「痩せにくくなる」「リバウンドする」「スタイルが崩れる」「血行が悪くなる」などがある
- 筋トレをすることで得られるメリットには「痩せやすくなる」「リバウンドしにくくなる」「幸福感が高まる」「スタイルが良くなる」「血行が良くなる」などがある
- 有酸素運動や体操をしても、ダイエットをすると筋肉量は減少していく
- スタイルを維持しながら健康的に痩せていくためには、必ず筋トレをやっていく必要がある
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