筋トレで体が硬くなる?高重量ばかりでトレーニングするデメリット
筋トレをすると体は柔らかくなる
筋トレをすると、体は硬くなるんじゃないかと心配する人がいます。
実際は筋トレをすることで、むしろ体は柔らかくなっていきます。
体が柔らかくなる理由は、筋トレにはネガティブ動作があるからです。
正しくネガティブ動作を行っていれば、筋肉が大きく伸ばされて柔軟性が向上します。
筋トレを続けていれば体は柔らかくなっていきます。
ただし、高重量の筋トレばかりを続けている人は注意が必要です。
高重量の筋トレばかりを続けていると体は硬くなることが多いです。
高重量の筋トレばかりを続けていると体が硬くなる
筋肉を増やすためには、筋肉に大きな負荷をかけることが大切です。
そのため、高重量の筋トレは筋肉の成長に良いとされています。
ただし、高重量の筋トレばかりを続けているとネガティブ動作が適当になってしい、体の柔軟性が損なわれてしまいます。
一般的に、アクティブ動作よりもネガティブ動作の方が筋肉に負荷がかかります。
高重量を意識しすぎていると、ぎりぎりアクティブ動作が可能な重量を選びがちです。
ぎりぎりアクティブ動作が可能な重量では、ネガティブ動作はとうていまともには行なえないでしょう。
結果的にネガティブ動作が適当になり、いつの間にか体が硬くなってしまいます。
体が硬くなることのデメリット
怪我をしやすくなる
体が硬ければ、それだけ怪我をしやすくなります。
高重量を扱うときはもちろん、普段の生活の中でも怪我をする確率が高くなります。
怪我をすれば、治るまで筋トレを休まなければいけません。
モチベーションも大きく下がるため、筋トレを続けるうえで大きなデメリットです。
血行が悪くなる
筋肉が硬いということは、筋肉中の血管も同様に硬いということです。
血管には、酸素や栄養素を細胞に送るという役割があります。
血管が硬ければ、酸素や栄養素を隅々にまで送ることができません。
筋肉の酸素や栄養素が不足して、筋肉のパフォーマンスや成長が低下してしまいます。
また、血行が悪くなれば「むくみ」や「冷え性」の原因にもなります。
基礎代謝が低下して太りやすくなる
筋肉が硬くなれば、血管も同様に硬くなります。
血管が硬くなれば、脳や内臓に十分な酸素や栄養素が行き渡りません。
脳や内臓が本来のパフォーマンスを発揮できず、集中力の低下や疲れやすい体の原因になるかもしれません。
また、基礎代謝が低下して、太りやすい体にもなってしまいます。
筋トレで体が硬くならないための工夫
軽い重量の筋トレを取り入れる
高重量を扱った筋トレは、筋肉を効率的に成長させるためには必要です。
高重量で筋肉を追い込んだ後は、続けて軽めの重量で筋トレをしましょう。
軽めの重量であれば、ネガティブ動作をきっちりと行うことができます。
ゆっくりとした動作で筋肉が伸ばされていることを意識すると効果的です。
筋トレのネガティブ動作をきっちりと行う
自分にとって高重量すぎて、ネガティブ動作が適当になっているなら問題です。
ネガティブ動作が適当になっている筋トレでは、アクティブ動作の刺激しか得ることができません。
つまり、筋トレの効果が半分になっています。
筋トレの効果が半分になっていると、いくら高重量でも大きな効果は期待できません。
ネガティブ動作がきっちりと行える重量まで落としましょう。
アクティブ動作とネガティブ動作の両方の刺激を得ることで、高重量で筋トレをしていたときよりも筋肉が成長することが多いです。
ストレッチを定期的に行う
体全体のストレッチをしましょう。
筋トレの直後や、入浴後に行うのが効果的です。
ストレッチは、筋肉を伸ばすことに特化した運動です。
力任せに行うのではなく、ゆっくりと痛気持ちいい程度に筋肉を伸ばしましょう。
まとめ
- 正しくネガティブ動作を行うことで筋肉の柔軟性は向上する
- 高重量の筋トレばかりを続けているとネガティブ動作が適当になり、体の柔軟性が損なわれる
- 体が硬くなることで、「怪我をしやすくなる」「血行が悪くなる」「基礎代謝が低下して太りやすくなる」などのデメリットがある
- 筋トレで体が硬くならないための工夫をしていく
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