体の不調は血行が原因?血行を良くするためにできる【7つ】のこと
体の不調は血行の悪さが原因?
自分の血行を気遣いながら生活している人は少ないのではないでしょうか?
血液は体の中を流れています。
人間なので、普段見えないものを意識することは難しいです。
血液の色、血液の量、血液の勢いなどを外から確認することはできません。
見えない分、自分の血行の悪さに気付くことが遅れてしまうでしょう。
血行が悪くなったまま放置していると、色々な体の不調が起こってしまいます。
血液の大切な役割
血液の役割を再確認しましょう。
栄養と酸素を細胞に送り届ける
血液には、色々な栄養素や酸素が含まれています。
私たちの、脳や内臓が正常に機能するためには、この血液に中に含まれている栄養素や酸素が必要不可欠です。
血行が悪くなると、脳や内臓に送られる栄養素や酸素の量が減ってしまいます。
脳や内臓は、本来の性能を発揮できなくなり、体の機能がどんどん低下していきます。
体温維持
温かい血液が全身を巡ることで、適切な体温を維持することができます。
血行が悪くなると、手や足先まで多くの血液を送り届けることができません。
体温の低下につながり、冷え性の原因にもなってしまいます。
また、低い体温はウイルスや病原菌に対して不利に働きます。
病気がちになり、風邪をひきやすくなってしまいます。
老廃物を流す
血液には、栄養素や酸素だけではなく老廃物も一緒に流れています。
老廃物とは、体の代謝機能で不要になった尿酸・尿素・乳酸・クレアチニンなどです。
老廃物の処理をしてくれるのは肝臓です。
肝臓は老廃物をろ過してくれる血液の浄化工場で、1日に170リットルもの血液をろ過すると言われています。
血行が悪くなると、老廃物を肝臓まで送り届けることができなくなってしまいます。
血液の中に老廃物が残り続けることになり、健康状態や体の機能に悪影響を与え続けることになります。
血行を良くする方法
全身浴をする
全身浴は、手軽に血行を良くすることができる方法の1つです。
ゆっくりと肩まで浸かることで、温熱効果・水圧効果・浮力効果によって、血管が広がり血行が良くなります。
また、全身浴は体をリラックスさせて、睡眠の質を向上させる効果も期待できます。
5分程度でも十分に効果があるので、日々のちょっとした習慣として組み込めます。
反対に、長時間の入浴は、脱水症状の危険性があるため避けたほうが良いでしょう。
なるべくシャワーではなく、全身浴をして血行を良くしましょう。
適度に運動をする
運動をすることで、筋肉が動くことになります。
筋肉が動くことで血行が良くなり、多くの栄養素や酸素が筋肉に送り込まれます。
息切れするような激しい運動は必要ありません。
背筋を伸ばして、しっかりと歩くだけでも体の80%の筋肉を動かすことができます。
楽しみながらできる運動を探して、日々の生活に組み込むのが良い方法です。
適度な休息
体が緊張状態になると、血管が収縮するため血行が悪くなってしまいます。
適度に休息をとることで、体をリラックスさせることができます。
副交感神経が刺激されて、血管が広がり血行が良くなります。
毎日、頑張りすぎている人は、なるべく意識して休息をとるようにしましょう。
また、ストレスを受け続けることでも体は緊張状態になります。
ストレスの原因は放置せずに、きっとりと取り除いていきましょう。
取り除くのが難しい場合は、ストレスの原因から距離を置くことも良い方法です。
悪い食生活を改善する
悪い食生活によって、血行が悪くなることもあります。
ドロドロ血液と呼ばれるもので、食べ物によって赤血球や白血球、血小板に異常が起こり、血液が流れにくくなります。
ドロドロ血液の原因を避ける食生活を心がけていきましょう。
ファストフードや味の濃いもの、甘いお菓子などを控えるだけでも効果があります。
いきなり、すべてを断つのは難しくてストレスも溜まります。
あまり無理をせず、ストレスが溜まらない範囲で行っていきましょう。
ストレッチをする
ストレッチをすることで、筋肉をほぐすことができます。
筋肉だけではなく、筋肉の中を通っている血管も一緒にほぐれていきます。
血管がほぐれることで、血行が良くなる効果が期待できます。
特に、座りっぱなしで体を動かす機会が少ない人は、定期的にストレッチをして筋肉と血管をほぐしましょう。
筋肉を傷つけないように、痛気持ち良い程度にストレッチをしていきましょう。
水分をとる
血液の80%は水分です。
血液中の水分量が減ってしまうと、ドロドロ血液の原因になってしまいます。
人間が必要としている1日あたりの水分量は、約2.3リットルです。
小まめに水分をとり、血液の濃度を適切に保ちましょう。
水分はとりすぎても、体外に排出されます。
安心して、水分を積極的にとっていきましょう。
深呼吸をする
深呼吸することで、副交感神経を刺激することができます。
体はリラックス状態になり、血管が広がり血行が良くなります。
呼吸法は気にせずに、普通の深呼吸を繰り返しましょう。
ゆっくりと鼻から空気を吸い、口からゆっくりと吐き出します。
2〜3分続けているだけで、指先まで血液が送り込まれている事が実感できます。
まとめ
- 血液は見えないため、血行の悪さに気付くことが遅れる
- 血行が悪くなったまま放置していると、色々な体の不調が起こる
- 血液の大切な役割は、「栄養と酸素を細胞に送り届ける」「体温維持」「老廃物を流す」こと
- 日常的に、血行を良くする方法を行っていくことが大切
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