甘いジュースや缶コーヒーは、体に悪いとよく言われることが多いです。
実際にその通りなのですが、美味しくてなかなかやめることってできないですよね?
甘いジュースをやめられない理由の1つに、「具体的にどう体に悪いのかが分からない」という意見もあるのではないでしょうか?
今回はそんな人たちのために、甘いジュースや缶コーヒーがどんな悪影響を体に起こしているかを一緒に考えていきましょう。
具体的にどんな悪影響があるのかを理解することができれば、今日からでも甘い飲み物をやめることができるかもしれません。
なぜ甘いジュースは体に悪いのか?
では、なぜ甘いジュースは体に悪いのでしょうか?
具体的に1つずつ詳細を考えていきましょう。
大量の糖質が含まれている
一般的な甘いジュースであれば、500mlのペットボトル1本あたり約450kcalと高カロリーです。
そして、何より角砂糖にすれば約14個分という多くの「糖質」が含まれています。
糖質は、三大栄養素の中で最も体脂肪になりやすい栄養素です。
毎日、甘いジュースを飲み続けていると、当然ながらどんどん体脂肪がついていくでしょう。
また、甘いジュースはダイエットでも大きな障害になります。
カロリー制限や糖質制限など、いくら食事で工夫をしていたとしても、甘いジュースや缶コーヒーを飲んでいれば台無しになってしまうでしょう。
インスリンが大量に分泌される
甘いジュースには、多くの糖質が含まれています。
一度に多くの糖質が体内に入ってくると、血糖値が急騰することになり、すい臓から「インスリン」というホルモンが大量に分泌されるのです。
インスリンは急騰した血糖値を下げてくれる働きがありますが、何度も大量に分泌しているといつの間にかすい臓が弱ってしまいます。
美味しいからと甘いジュースを飲み続けていると、すい臓がだんだん弱っていき「糖尿病」や「高インスリン血症」などの病気を引き起こすリスクが高くなってしまうのです。
血圧が上がる
糖質は、最も体脂肪になりやすい栄養素です。
糖質を取りすぎで内臓脂肪が溜まると、「TNF-α」「アンジオテンシノーゲン」「PAI-1」という血圧を上げる悪玉ホルモンが多く分泌されることになります。
さらに、すい臓から分泌されるインスリンは、血管を縮める作用があるのです。
悪玉ホルモンとインスリンの作用により、高血圧な状態が続くことになるでしょう。
高血圧な状態が続くと、それだけ血管が傷つくことにもつながり、さらに高血圧に伴う様々な病気にかかりやすくなってしまいます。
スポーツドリンクや100%ジュースにも多くの「糖質」が含まれている
健康に良さそうなイメージがある、スポーツドリンクや100%ジュース、野菜ジュースなどにも多くの「糖質」が含まれています。
「健康そうだから大丈夫!」と油断せず、必ず栄養成分表示の「糖質(炭水化物)」と「カロリー」を確認するべきです。
冷たくても甘みを感じるような飲料には、糖質がたっぷりと含まれていると考えて良いでしょう。
また、栄養成分表示は100mlあたりの表示になっていることが多いので、きっちりと1本あたりの糖質とカロリーを計算することも大切です。
体に悪い多くの糖質が含まれている飲み物はやめて、ミネラルウォーターやお茶などの糖質ゼロのものを中心に飲んでいきましょう。
甘いジュースをどうしてもやめられない人は最後の手段を使おう
甘いジュースには強い中毒性があるので、なかなかやめることが出来ない人もいるでしょう。
人間は糖質をとることで、ドーパミンやセロトニン、ノルアドレナリンなどの脳内ホルモンが分泌されて、一時的に「幸福感」や「癒やし」の効果を得ることができます。
手軽に「幸福感」や「癒やし」を得る手段として、ついつい甘いジュースを飲んでしまうのです。
どうしても中毒から抜け出せない人は、最後の手段があるのでご紹介します。
「甘いものを2週間とらない」という方法を試してみてください。
甘いジュースはもちろん、ケーキや洋菓子などもすべてやめましょう。
2週間甘いものを我慢することができれば、中毒状態から開放されるので自然と甘いものに固執することは無くなります。
ちなみに、私はこの方法で甘いジュースをやめることができました。
まとめ
- ジュースが体に悪いのは「大量の糖質が含まれている」「インスリンが大量に分泌される」「血圧が上がる」という理由がある
- 健康に良さそうなイメージがある、スポーツドリンクや100%ジュース、野菜ジュースなどにも多くの「糖質」が含まれている
- 甘いジュースには中毒性がある
- どうしても中毒から抜け出せない人は、「甘いものを2週間とらない」という方法が有効
コメント