GI値はカロリーと同じくらい大切
GI値とは
GI値とは、「Glycemic Index」の略でグリセミック指数と呼ばれています。
GI値は、食材や食品ごとに設定されており「血糖値の上がり具合」を指数で表したものです。
簡単に言えば、GI値が高い食べ物は急激に血糖値が上がり、GI値の低い食べ物はゆるやかに血糖値が上がります。
急激に血糖値が上がることは、ダイエットや健康面を考えると良くありません。
日本では、まだまだ認知度が低いですが、欧米ではGI値がカロリーと同じくらい重視されており、GI値が記載されている食品も多いです。
GI値が高いものを食べるとどうなる?
血糖値が急激に上がると
GI値の高いものを食べると、血糖値が急激に上がります。
血中の糖が増えると、血管を傷つく恐れがあるため、SOS信号が脳へ送られます。
SOS信号を受け取った脳は、膵臓(すいぞう)にインスリンというホルモンを分泌するように指令を出します。
インスリンは、血糖値が急激に上がれば上がるほど、大量に分泌されます。
インスリンが大量に分泌されると
膵臓から分泌されるインスリンは、血糖値を下げることが出来る唯一のホルモンです。
インスリンは、血糖値を下げるために糖を「筋肉、肝臓、脂肪細胞」に移動させます。
脂肪細胞に貯められた糖は、体脂肪に変化し、肥満の原因となります。
また、インスリンが大量に分泌されることで、血糖値が急激に下がります。
血糖値が急激に下がると
血糖値が急激に下がると、脳がエネルギーが不足していると誤解します。
つまり、空腹状態だと誤解してしまい、必要以上の飲食を招きます。
まとめ(GI値の高いものを食べると)
- GI値の高い物を食べると、血糖値が急激に上がる
- 血糖値が急激に上がると、大量のインスリンが分泌される
- 大量のインスリンが分泌されると、脂肪細胞に糖が移動して体脂肪に変化する
- 大量のインスリンが分泌されると、血糖値が急激に下る
- 血糖値が急激に下がると、脳が空腹状態だと勘違いして、必要以上の飲食を招く
ダイエットをしている人にとっては、最悪な負のループに陥ってしまいます。
対策としては、GI値の高い物は避けて、GI値の低い物を優先して食べていきましょう。
GI値の低い食べ物を優先して食べる
GI値の低い食べ物を優先して食べることで、血糖値がゆるやかに上昇します。
血糖値がゆるやかに上昇すると、インスリンの分泌量が少量になります。
インスリンの分泌量が少量になることで、体脂肪として貯められる糖の量が減ります。
また、血糖値の下がり方がゆるやかになり、空腹を感じるスピードもゆるやかになります。
GI値の低い物を食べていくことで、体脂肪が付くこと防止し、すぐに空腹感を感じることも無くなります。
まとめ
- GI値は、血糖値の上がり具合を指数で表したもの
- 血糖値が急激に上がると、インスリンが大量に分泌され、多くの糖が体脂肪が変わる
- 血糖値を上げないためには、GI値の低い物を食べることが有効
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