メカニカルストレスとケミカルストレスで筋肉に刺激を与えよう

筋肉を大きくするためには
筋肉を大きくするためには、筋繊維を太くしていく必要があります。
筋繊維を太くするためには、次のサイクルを繰り返していく必要があります。
- 筋繊維に刺激を与える
- 筋肉が破壊される
- ホルモンが分泌される
- タンパク質合成される
今回は「1」の筋繊維に刺激を与える方法を、考えていきたいと思います。
筋繊維に刺激を与える方法は、大きく分けて「メカニカルストレス」と「ケミカルストレス」の2種類あります。
メカニカルストレスとは
メカニカルストレスは、「物理的ストレス」とも言われています。
何だか難しそうな名前ですが、やるべきことは簡単です。
高重量で、素早く筋肉を伸縮させるというトレーニングです。
爆発的な負荷を一気に掛けることで、筋繊維を大きく傷付けることができます。
また、神経系の発達しやすいので、さらに高重量を扱えるようになります。
ケミカルストレスとは
ケミカルストレスとは、「科学的ストレス」のことです。
主に、加圧トレーニングやスロートレーニングの事を指します。
実際は、手軽なスロートレーニングで行う人が多いです。
スロートレーニングとは、名前の通り、ゆっくりと行うトレーニングです。
軽い重量で、ゆっくりと筋肉を伸縮させていきます。
正しいフォームで、目的の部位の筋繊維に、長時間刺激を与え続けます。
一昔前は、軽い重量だと筋肉が成長しないと言われていました。
最新の研究では、軽い重量でも高重量と同様に、筋肉は成長することが分かっています。
人の体はストレスに慣れてしまう
人間の体は、同じストレスに慣れてしまう特徴があります。
例えば、メカニカルストレスを与えるトレーニングばかりしていると、体がメカニカルストレスに慣れてまい、筋トレの効果が悪くなります。
毎回、高重量でガンガン筋トレをしているのに、筋肉が成長しなくなります。
ケミカルストレスの場合も同様です、毎回軽い重量でゆっくりとトレーニングしていると、体が慣れてしまい、筋トレの効果が悪くなります。
どちらのストレスによる刺激も、与え続けられると体は慣れてしまいます。
両方のストレスを取り入れる
有効な方法とされているのが、両方のストレスを交互に与えることです。
メカニカルストレスと、ケミカルストレスの両方の刺激を交互に与えることで、体がストレスに慣れることなく、筋肉に刺激が入ります。
具体的には、前回の筋トレでは、メカニカルストレスを与える高重量でトレーニングしたので、今回はケミカルストレスを意識した、低重量でトレーニングする、などです。
高重量と低重量のトレーニングを交互に取り入れることで、体がストレスに慣れることなく、筋肉が成長し続けることが期待できます。
筋肉の成長が鈍くなれば、高重量と低重量の両方のトレーニングを取り入れてみましょう。
まとめ
- 筋肉に刺激を与える方法は「メカニカルストレス」と「ケミカルストレス」がある
- メカニカルストレスは、高重量で素早く筋肉を伸縮させるトレーニング
- ケミカルストレスは、軽い重量で、ゆっくりと筋肉を伸縮させるトレーニング
- 人の体はストレスに慣れるため、メカニカルストレスとケミカルストレスを交互に与えることが理想
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