食後すぐに筋トレをするのは良くないと言われています。
しかし、イメージとしては食べた後の方がパワーが出そうな気がしますよね?
確かに、食べた後の方がパワーが出て良い筋トレは出来るのですが、問題なのは「食後すぐ」というタイミングにあるのです。
では、なぜ食後すぐというタイミングはNGなのでしょうか?
さらに、筋トレをするベストなタイミングについても考えていきます。
なぜ食後すぐに筋トレをするのはNGなのか?
早速ですが、食後すぐに筋トレをするのは、なぜNGなのでしょうか?
主に次のような理由から、食後すぐに筋トレをするのはNGだと言われています。
消化や栄養の吸収が悪くなる
食事をとると、人間の体は食べ物を消化して栄養を吸収するために活動を始めます。
具体的には、胃腸の働きが活発になり、体中の血液が集まってくるのです。
体がそんな状態になっている時に、筋肉に大きな負荷のかかる筋トレをやり始めると、一体どんな影響が出るのでしょうか?
体は食べ物の消化や栄養の吸収に専念することが出来なくなり、筋肉を動かすためのエネルギー供給も並行して行うことになるのです。
そうなると胃腸の働きが低下して、それは消化や栄養の吸収が悪くなることを意味しています。
「少しぐらい消化や栄養の吸収が悪くなっても構わない」と考える人も居るかもしれませんが、それは大きな間違いです。
筋肉が成長していくためには、食べ物から吸収した栄養が必要になります。
栄養が不足すれば、いくら筋トレを頑張っても筋肉が大きく成長することはありません。
血液が筋肉に回りにくい
筋肉を動かすためには、酸素と糖(グリコーゲン)が必要で、それを運んでいるのは血液です。
食事をとった後は、消化や栄養の吸収のために、血液は胃腸に集められてきます。
その状態で筋トレを始めても、結果的に筋肉に回される血液が不足することになり、酸素と糖が不足した筋肉は本来のパフォーマンスを発揮できないでしょう。
当然、筋肉を追い込むことができず、筋肉をつけるための良い筋トレをすることができません。
筋肉の成長に良い筋トレをするためには、筋肉に回すための十分な血液が必要なのです。
まだエネルギーが十分に補給されていない
食事をとれば、すぐに体に栄養が満ちる訳ではありません。
胃で消化された食べ物の栄養が小腸で吸収されるためには、しばらく時間が必要になります。
つまり、食後すぐの状態では、筋トレに必要なエネルギーがまだ十分に補給されていないのです。
結果的に、エネルギーが不足した状態で筋トレをすることになり、筋肉をうまく追い込むことが難しくなってしまうでしょう。
最悪の場合、筋トレをするエネルギーを作り出すために、筋肉を分解してエネルギーを作り出すという本末転倒な事態になりかねません。
もちろん、空腹時に筋トレをするのもNGです。
筋トレをする前には、必ず体にエネルギーが満ちた状態で行いましょう。
食後2時間ほど経ってからが筋トレをするベストなタイミング
「なぜ食後すぐに筋トレをするのはNGなのか?」についてお話してきました。
では、どのタイミングに筋トレをするのが最適だと言えるのでしょうか?
一般的には、食後2時間ほど経ってから筋トレをするのが良いと言われています。
食後2時間ほど経てば、胃腸の働きも弱まって体にエネルギーが十分に補給されているので、ベストな状態で筋トレをすることが可能です。
食後2時間を目安に筋トレを行って、効率良く筋肉を成長させていきましょう。
まとめ
- 食後すぐに筋トレをするのは良くないと言われている
- 食後すぐに筋トレをするのがNGなのは「消化や栄養の吸収が悪くなる」「血液が筋肉に回りにくい」「まだエネルギーが十分に補給されていない」などの理由がある
- 食後2時間ほど経ってから筋トレをするのが良い
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