食事を摂ってから血糖値が上がり体脂肪になるまで
糖質は、食事を摂ったときに、もっとも早く体に吸収される栄養素です。
糖質が、どのような順序を経て体脂肪になるかを把握しておくことは、ダイエットを成功させるために重要なことの1つです。
今回は、糖質が体脂肪になるまでの流れを考えていきたいと思います。
血糖値の上昇
食事を摂ると、血糖値が上昇します。
血糖値とは、血液中に含まれる糖の濃度のことです。
インスリンが分泌
血糖値が上昇しすぎると、血管を傷付ける危険性があります。
血管を傷つけないために、血糖値が上がると、膵臓(すいぞう)がインスリンを分泌します。
インスリンは、血糖値を下げる働きをする唯一のホルモンです。
糖をグリコーゲンへ変化
インスリンの働きで、血液中の糖がグリコーゲンに変化します。
グリコーゲンは、直ぐにエネルギーとして取り出せる貯蔵庫のようなイメージです。
血液中にグリコーゲンを蓄える
まず、グリコーゲンは、血液中に蓄えられます。
血液中に蓄えられることが出来るグリコーゲンの上限は、約20gです。
筋肉中にグリコーゲンを蓄える
血液中に蓄えきれなかったグリコーゲンは、筋肉中に蓄えられます。
筋肉中に蓄えられることが出来るグリコーゲンの上限は、約200g〜250gです。
肝臓にグリコーゲンを蓄える
筋肉中に蓄えきれなかったグリコーゲンは、肝臓に蓄えられます。
肝臓に蓄えられることが出来るグリコーゲンの上限は、約150g〜200gです。
脂肪細胞に体脂肪として蓄える
肝臓にも蓄えきれなかったグリコーゲンは、すべて脂肪細胞に体脂肪として蓄えられます。
血液中、筋肉中、肝臓の許容量を超えた糖は、すべて体脂肪になります。
体脂肪を付けないために出来ること
インスリンは、血糖値が急激に上がれば上がるほど、大量に分泌されます。
体脂肪を付けないためには、血糖値の上昇をなるべく抑えることが有効です。
- 摂取する糖質を減らす
- GI値の高い食品を避け、GI値の低い食品を摂る
- 糖質を多く含む食品を、最後に食べる
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まとめ
- 糖質は、食事を摂ったときに、もっとも早く体に吸収される栄養素
- 食事を摂ると、血糖値が上昇する
- インスリンが糖をグリコーゲンに変化させる
- グリコーゲンは、血液中、筋肉中、肝臓の順に蓄えられる。肝臓にも蓄えきれなかったグリコーゲンは、脂肪細胞に体脂肪として蓄えられる
- 体脂肪を付けないためには、血糖値の上昇をなるべく抑えることが有効
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